(NJPW公式)
昨日行われた新日本プロレス上半期の総決算となるビッグマッチ、DOMINION。
今大会では多くのタイトルマッチが行われ王者の移動も多かったが、
それに匹敵するインパクトを残したのはHOTに関しての動きだろう。
今大会では当初より第1試合でXが予告されていた。
それについては前記事に書いているのでそちらもご覧いただければと思う。
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このXに関しては数多くの候補者の名前が挙がっていたが、
実際に登場したのは予想外とも言えるバッドラック・ファレ改め
ドン・ファレであった。
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たしかにファレは戦前EVILが発言していた通りのイメージのレスラーであるが、
それ以上に大きな意味を持つのはバレットクラブオリジナルメンバーのファレが
HOTに加入したということだろう。
そしてそのファレの登場に驚きの表情を見せていた、対戦相手のチェーズ・オーエンズ。
言わずとしれたファレの盟友であるが、チェーズもまた試合中に裏切り
HOTへと寝返った。
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これにより試合終了時にはXであったファレだけではなく、
チェーズもメンバーとなり大波乱で今大会は幕を開けた。
しかしHOTの衝撃はこれだけではなかった。
第4試合のIWGPジュニアタッグのタイトルマッチで再び衝撃が襲った。
この日挑戦する一人であった金丸義信が怪我をした(仮病)という理由で
SHOがメンバー変更を要求し、そこに登場したのはJ4GのDOUKIだった。
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欠場中のDOUKIがこのような形で復帰するとは全くの予想外であったが、
J4Gが本隊へと合流した今、DOUKIがヒールを貫くのであれば、
この選択は大正解だろう。
結果、その勢いのままタイトルマッチに勝利しタイトルも手にしたわけだが、
今後のDOUKIに期待したいところだ。
そしてこの流れを受けた中でのEVILとフィンレーの戦いは、
最後は担架で運ばれるという形でEVILが圧勝した。
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これによりこれまでBCWD優勢であった両軍の抗争の行方はわからなくなったが、
はたしてどのような続きが待っているのだろうか?
ではなぜHOTがここまで増大したのか?というところだが、
ヒールという立ち位置を1つのユニットにまとめるという考えがうかがえる。
つまりダークヒーロー化しつつあるBCWDはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
のような立ち位置となり、HOTがバレットクラブ化するということだ。
バレットクラブを追放されたHOTがそのように変化するのは
ある意味プロレス的であると言えるが、ファレやチェーズが加入した
ということはそのような意味を持つのではないだろうか。
まだまだこの余波は続きそうだが、ユニット再編が急速に進む
新日本プロレスの今後に注目しておく必要があるだろう。