21年ぶりの野外大会でのビッグマッチ、神宮球場大会へ向け
新日本プロレスは加速度的に展開を進めている。
8.6後楽園ホール大会でもその動きが随所に見られ、
神宮決戦の骨格が少しづつ見えてきた状況である。
まず適当な挑戦者候補が見当たらず、
それなら自ら探すと豪語していたNEVER王者鷹木信悟に、
あの男が噛みついてきた。そうプロレス王鈴木みのるである。
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NEVER6人タッグの1回戦で激突した両雄に遺恨が勃発したわけである。
鷹木信悟にしても、神宮球場で対戦する相手が
鈴木みのるであるなら何ら不足はないだろう。
THE DRAGONとプロレス王。
これは言い換えるとジャイアン同士の戦いともいえる。
『お前の物は俺の物』
この言葉を賭けてのガキ大将同士の対戦が決まりそうな状況だ。
ガキ大将同士の戦いには、この野外会場はまさにピッタリと言えるだろう。
そしてKOPW提唱者オカダカズチカもついに動き始めた
ここにきて試合ルールを始めて提案したのである。
それについてはまずは以下をご覧いただきたい。
まあ俺がね、新タイトルのこと、言ったわけですから。
1発目のルールっていうのは俺が言わないとダメでしょう。
1対3、ハンディキャップマッチ。まあ、邪道&外道、裕二郎。
正直、1対1よりも楽かもしれないよ。
まあ上手く使ってやればいいんじゃない。
(引用:新日本プロレス公式)
なんとオカダが提案したルールは1対3のハンディキャップマッチである。
現在の抗争相手、裕二郎のみでなく、邪道、外道もまとめてどうぞということだ。
古くからのファンの方であればアントニオ猪木対
国際プロレス軍団の試合を思い出すかもしれない。
(国際プロレス軍団とはラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇の3人)
もしかするとオカダは以前の猪木との対談でヒントを得て、
それを確信的に狙ったのかもしれないが。。
そんなオカダに対し、裕二郎はこんなルールを提案してきた。
こちらも以下をご覧いただければと思う。
おうオカダおい! は? 3対1だと? どんだけよ、
俺のこと舐めてんだよ。それよりもよ、
俺がもっと面白いルールを、準備してやる。
その名も『ランバージャックwithベルトマッチ』だ!
場外に落ちたやつは、このベルトでボッコボコにされる。
なぁ、そのルールでよ、この高橋裕二郎が
あの、オカダ・カズチカに勝ってやるよ
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントから見ると、裕二郎の提案したルールは、
ランバージャックかつ場外ではベルトで殴られる試合形式のようだ。
本来ランバージャックは、
場外に落ちた相手をセコンドが強制的にリング内に戻すのだが、
そのような解釈ではなくリング外に落ちれば、
相手セコンドにベルトでボコボコにされるのだろう。
となるとBCのメンバーがベルトを持って
オカダに襲い掛かるということになるが、
その場面は少し見てみたいような気がするのは私だけだろうか。
果たしてファンは1対3のハンディキャップマッチか、
それともランバージャックwithベルトマッチか
この二つのどちらを選択するのか興味津々である。
また別の方向からKOPWに参加を表明したのはこの男だ。
やはり対戦相手がいない事には良いルールのイメージがうかばねぇなぁ・・・
— El Desperado (@ElDesperado5) 2020年8月6日
アンドレみたいなルール言い出した人いたし
神宮大花火とか言い出したのもいたけどこれは違うか
とりあえず出せ出せと騒がないと出れなそうだから騒ぐだけは騒ぐ
ルールなんてあとでなんとでもなるわ
出せ!#KOPW2020
(エル・デスペラード Twitterより)
そう、エル・デスペラードである。
以前からこのKOPWには興味を示していたが、
これにて正式に参戦を表明したということだろう。
デスペラードが加わるだけで、一気に面白みが増すと感じるには
私だけではないだろう。この生粋のプロレスマニアと言われる男が
どんなルールを持ちだしてくるのかを考えると楽しみでしかない。
(*8月7日のバックステージにて正式にコメントでも発表)
ここまでを整理すると、すでに決定済の2冠戦とジュニアタイトルマッチ。
そして今回のNEVERとKOPWの一部。
このあたりが現在見えてきた展開ということになる。
残るはタッグ戦線がどのような動きとなっていくのか。
ゴールデン☆エースの動向、
つまり飯伏の決断と棚橋の復調が大きなカギとなることは間違いない。
8月7日時点では二人の間は元サヤ状態となり、
また棚橋から飯伏への『神継承』という新たな展開も発生した。
まだ正式な発表はないが、リマッチへと流れは動き出したのかもしれない。
こちらに関しても何か動きがあれば随時書いていきたいと思う。
そしてSHOとSANADAというNJCから続く、
異色のシングルマッチも組まれそうである。
SHOが俺に負けたことを根に持ってるみたいで。
ただ、あの言い分じゃ、ちょっとあれかなって考えてたんですけど
ただ、俺は求められるのは嫌いじゃないので。
ただ、(SHOは)負けっぱなしなので、何か一つ、
プラス何か一つあったら、やってもいいんじゃないかな
と思っています
(引用:新日本プロレス公式)
上記は8/6後楽園のSANADAのコメントである。
このコメントによりSANADAは求められることが嫌いじゃないことを知ったわけだが、
SHOともう一度戦うにあたって何か付加価値が欲しいようだ。
SHOが自ら対戦を口にしたことは成長なのかもしれないが、
プロとしてそれだけでは物足りない。
今後SHOがSANADAの求める、『何か一つ』を見せ、
納得させることが出来るのかに注目である。
それが出来ればSHOはまた一つ殻を破ったと言えるだろう。
ここまで8.29神宮決戦に向けた、現在の動きをまとめてみた。
当記事執筆時点での話となるので、今後決戦に近づくにつれ、
さらにさまざまな動きが出てくるだろう。
以降の動きに関しては随時以降の記事などで追いかけていきたいと思う。
そちらもご覧いただければ幸いだ。
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