(出典:新日本プロレス公式)
8.29神宮球場大会にて、
EVILとの2冠戦が決定している内藤哲也。
後楽園4連戦ではヒロムの欠場、
そしてNEVER6人タッグトーナメントもあり、
連日前哨戦が組まれているというわけではなかったのだが、
前哨戦が組まれた8.7の試合後、
内藤哲也は以下のようなコメントを残した。
これぞ内藤哲也という内容であったので、
まずは以下をご覧いただければと思う。
神宮決戦へ向け、いよいよコメントも
エンジンがかかってきたということだろう。
BULLET CLUBに入ってからずっと続いていた
EVILの連勝もついにストップ。
これでもし、神宮球場でも負けてしまったらさ、
海外にいるBULLET CLUBのメンバーに合わせる顔がないぜ?
俺ももちろん負けられない試合だよ。負けの許されない試合だよ。
でも、もしかしたら俺以上に負けが許されない状況なのが
EVILかもしれないね。そういう意味ではEVIL……
いやこれは余計なお世話だった。だってさ、俺の攻撃パターンは
全てお見通しなんだろ? だとしたら、こんな楽な防衛戦はないぜ
神宮球場はきっとEVILが締めることでしょう。そうだろ、EVIL?
俺の攻撃パターンは全てお見通しなんだろ?
数年前、『NEW JAPAN CUP』でザック・セイバーJr.に負けた時
俺は完封っていう言葉を使ったよ。何もさせてもらえず、
敗れ去った。あれこそ、まさに完封だろうね。
それと同じ、いやそれ以上に俺の攻撃を封じ込め、
そしてEVILが完勝するわけだろ? さあ、どれだけの完勝劇を
神宮球場で皆様に、そして対戦相手である俺に
見せてくれるんだろうね?
いやあ、完封されるかもしれないけどさ、逆に楽しみだわ。
どれだけ封じ込めてくれるのか楽しみだぜ。
なあ、正義に憧れを抱いている
“キング・オブ・ダークネス”EVILさん!
(引用:新日本プロレス公式)
正論と相手が発した言葉を利用し、挑発するという手法は、
まさに内藤哲也がロスインゴを立ち上げてきてから用いてきた手法である。
昨年の2冠を争っていた頃は自らの立場や体調のこともあり、
鳴りを潜めていたが、あの舌鋒鋭い内藤哲也が帰ってきたことは、
ファンにとっては非常に嬉しいことである。
リング上だけでなくコメントやいろいろなモノを使い、
対戦相手を挑発しつつ自らのペースに持ち込み、
ファンを楽しませることは内藤哲也の大きな魅力のひとつと言える。
この遺恨深きEVILとの2冠戦に向けて、その姿が帰ってきたということは
神宮決戦は大いに期待できるのではないかと思う。
ファンはこのような制御不能な内藤哲也を常に待ち焦がれているのだ。
存在が大きくなり過ぎたことで、おとなしくなったと言われている内藤哲也だが、
これまでと違うEVILという抗争相手を迎え、
数年前の内藤哲也が戻ってきているのならそれは大変喜ばしいことである。
そして個人的にはロスインゴというユニット自体も、
まさに何をするのかわからないという制御不能なユニットへと
回帰していってほしいと思っている。
そして今回のコメントの内容で気になったところは以下の部分である。
これでもし、神宮球場でも負けてしまったらさ、
海外にいるBULLET CLUBのメンバーに合わせる顔がないぜ?
まさにこれはド正論と言えるかと思う。
海外組の不参加により弱体化したBCの救世主的な存在となったEVILだが、
それは2冠王という箔がある前提のことだろう。
だがもし神宮大会にて内藤哲也に敗れ、丸腰となってしまった場合、
EVILの立場は一転、追い込まれることになるだろう。
そう考えると、後がないのはEVILのような気がするのは私だけではないはずだ。
丸腰となったEVILをジェイ、KENTAを筆頭とした海外組は、
それでもウェルカムで受け入れるのか、興味は尽きないところだ。
そしてBCのジェイと並ぶもう一方の雄であるKENTAも、
アメリカでとうとう先日より動き出した。
これはきっと新たな展開が始まるきっかけとなるのではないだろうか。
BCとしても今の日本での動き、そしてこれからの海外での動き、
さらにそれらが融合する時、きっと何かが起こるはずである。
その時までEVILとしては是が非でもベルトを保持しておきたいところだろう。
内藤哲也が言うように、EVILがすべてお見通しならば完封劇を演じるはずだ。
しかし今現在余裕がないのはEVILのように感じることも事実である。
8.29神宮決戦、その最後を締めるのは闇の王か、カリスマか。
運命の決戦まではあと20日ばかりである。
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