NJC決勝戦から一夜明けた先日3.28に次のビッグマッチである
両国国技館大会の全カードが発表された。(上記リンク参照)
今回の大会ではなんと6つのタイトルマッチが一気に開催される。
このマッチメイクはドームクラスの大会と同様であることを考えると、
新日本プロレスの意気込みが伝わってくる。
そこで今回の記事ではこの両国大会の見どころなどについて
書いていきたいと思う。
IWGP世界ヘビー級選手権
王者オカダカズチカにNJC2022を制したザック・セイバーJrが挑むこの戦い。
下馬評はオカダ有利ではあるかと思うが、どこからでも極めることできる
サブミッションを持つザックが勝利する可能性は少なからずあるだろう。
いわゆる正攻法で攻めるレスラーではなかなか今のオカダに勝つことは難しいが、
ザックのような特化型のレスラーの方がオカダに勝利する可能性は高いような気がする。
2度目のNJC制覇をはたしたザックが悲願のIWGP世界ヘビー級王座を獲得できるのか?
大注目の一戦となることは間違いないだろう。
IWGPジュニアヘビー級選手権
このタイトルマッチは王者エル・デスペラードにSHOが挑む戦いであるが、
個人的にはかなり注目している一戦である。
ベビーフェイス時代はそのまっすぐなファイトスタイルに定評があったSHOだが、
ヒールターン後はその変貌のふり幅からより注目度を増したことは間違いない。
つまりレスラーとしての個性がより際立ったということだが、
ここまでの活躍を見ていると
SHOにとってはこのヒールターンは成功といっていいのではないだろうか。
あとは今回のタイトルマッチでデスペラードを倒し、
悲願のIWGPジュニアのタイトルを獲得すれば
よりその存在感は増すことになるだろう。
手段を選ばぬ方法で初戴冠を目指すSHOを王者が迎撃することができるのか
乱戦必死のこの戦いを制するのは、はたしてどちらになるだろうか。
IWGPタッグ選手権
王者の後藤洋央紀、YOSHI‐HASHIの毘沙門に挑むのは、
これが初挑戦となるUEのジェフ・コブ、グレート・オーカーンである。
多彩な合体技を持つ王者チームであるが、個々の力を考えれば
挑戦者チームであるUEの方が上回っているように思う。
UEとしてもユニット結成後、タイトルを獲得したのはオスプレイのみであるだけに、
ここで是が非でも勲章を手に入れたいところだろう。
ジェフ・コブとグレート・オーカーンという屈指の実力者コンビが
今回タイトルを獲得すれば、タッグ戦線にも新たなうねりが巻き起こる
可能性も大いにあるだろう。
さて今回は第6試合からメインまでについて書いてきたが、
残りのタイトルマッチに関しては次回の記事で書いてみたいと思う。
そちらも引きつづきご覧いただければ幸いである。