いよいよあと約2週間後に迫った新日本プロレス上半期総決算となる大会、
6.12DOMINION IN OSAKA-JO HALL。
現在既報済みの対戦カードは以下となっている。
IWGP世界ヘビー級選手権
(王者)オカダ・カズチカvs(挑戦者)ジェイ・ホワイト
IWGPタッグ選手権
(王者)バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ
vs
(挑戦者)ジェフ・コブ&グレート・オーカーン
NEVER無差別級選手権試合
(王者)タマ・トンガvs(挑戦者)カール・アンダーソン
KOPW2022争奪戦
(保持者)鷹木信悟vs(挑戦者)タイチ
いずれ劣らぬ熱戦が期待されるカードがすでに目白押しであるが、
上半期の総決算となる今大会はさらに多くのタイトルマッチや
スペシャルマッチが組まれることとなるだろう。
そのなかでまず考えられるのは現在熱戦が繰り広げられている
BOSJの覇者が王者石森太二に挑むIWGPジュニアのタイトルマッチだ。
現時点ではまだBOSJ優勝者は決定していないが、
石森が優勝しない限りBOSJ覇者が挑戦することは間違いないだろう。
大きな盛り上がりを見せた今年のBOSJの勢いそのままに
素晴らしい戦いを見せてくれることを期待しておきたいと思う。
またジュニアで言えば現在田口隆祐とマスター・ワトが保持する
IWGPジュニアタッグのタイトルマッチもこのドミニオンで実施されるはずだ。
現在目立った挑戦者候補はいないようだが、
BOSJ中のコメントでTJPが挑戦を示唆する発言を行っている。
もしそれが実現すればフランシスコ・アキラとのタッグでの挑戦ということになるだろう。
今回のBOSJで改めてその真の実力を見せているTJPであれば、
アキラとのタッグで一発奪取しても不思議ではないところだ。
またその他のタイトルを見ると、5.15ワシントン大会で4WAYマッチを制し、
王者となったジュース・ロビンソンが保持する
IWGP USヘビー級王座選手権も組まれることになるだろう。
その場合の挑戦者候補は、その4WAYマッチで直接ピンフォールを取られた
ウィル・オスプレイだろうか。
バレットクラブに電撃加入後、一気にUS王者にまで上り詰めたジュースを
このまま放っておくほどオスプレイも優しくはないだろう。
タッグのタイトルマッチも含め、バレットクラブとユナイテッドエンパイアの
抗争がここから勃発していくのではないだろうか。
そして最後に残ったタイトルはNEVER無差別級6人タッグのタイトルである。
ここは先日のBOSJで王者の一人であるSHOを破った金丸義信が挑戦を示唆している。
となるとどうやら次はこのジュニア屈指の実力者が鈴木軍のメンバーを引き連れ
挑戦するということになりそうだ。
その他のメンバーはデスぺやDOUKIのジュニア勢で固めるのか、
もしくは鈴木みのるやザックというヘビー級の強者を呼び寄せるのか。
いずれにせよ王者組のHOTにとっても楽ではない相手になることは間違いないだろう。
さてここまでを整理すると8つのタイトルマッチが、
このDOMINIONでは組まれることになりそうだ。
大会の試合数が9~10試合とすれば残りはわずかしかないが、
その一つはおそらく内藤哲也絡みのカードとなるだろう。
このカリスマの復帰戦がここドミニオンになるのか、
もしくは6.3武道館になるのかは現時点では不明だが、
上半期の総決戦となる戦いにこの男の名前がないことは考えられないところだ。
はたして現在のテーマのない内藤哲也が、
これからの逆転劇へ向けどのような一歩を踏み出すのか。
タイトルマッチではないが、こちらにも注目しておく必要がありそうだ。
おそらくこのドミニオンの全対戦カードは、
6.3日本武道館大会の結果をもって発表されることになるだろう。
その時までいろいろな予想をしつつ、正式発表を待ちたいと思う。