5.18GLEAT後楽園ホール大会。
CIMAのデビュー25周年記念試合に、現在は新日本プロレスの所属し
IWGP世界ヘビー級王座にまで昇りつめた鷹木信悟が参戦した。
今大会は無料で視聴可能となっているので、詳細は上のリンクより
ご覧いただければと思う。
鷹木信悟とCIMAが同じリングに並び立つ景色。
二人のデビュー当時、そして前所属団体であるドラゴンゲートを離れた経緯を
知っている私のようなファンからすれば何とも感慨深いものである。
特にCIMAが大変嬉しそうに鷹木信悟を迎えていたことは、
様々な恩讐を乗り越え参戦した鷹木信悟自身にとっても
何とも言えないものがあったのではないだろうか。
私の記憶が確かであれば鷹木信悟がデビュー当時、
CIMAはすでにC-MAXを率い団体のトップに君臨していた。
そこに鷹木信悟が参加し二人はしばらくはともに戦っていたと記憶している。
つまり鷹木信悟にとってはCIMAは最初の師匠ともいうべき存在であったと言えるだろう。
そしてその後二人は紆余曲折あり向かい合う立場になったが、
当時団体最高峰のベルトであるドリームゲートの最多防衛記録を
更新し続けていたCIMAを止めたのは他ならぬ鷹木信悟である。
このように二人には長い歴史があるわけだが、
ともにドラゴンゲートを離れたことで、
再び交わることはないだろうと思われていた。
しかしそんな二人の運命が再び動き出した。
その経緯は2022年1.4の東京ドーム大会にCIMAが登場し、
その後NJCなど定期的に新日本プロレスに参戦することになったからだ。
だが新日本プロレスでは二人の対戦は組まれることはなく、
このまま交わることはないのかと思われたが、
今回GLEATのリングでついに二人は邂逅した。
今後二人の関係がどうなるかは現時点ではわからないが、
鷹木信悟にとっては後輩となるT‐HAWKがストロングハーツでの
新日本プロレス参戦をこの日アピールしたことを考えると、
次はCIMAだけではなくこのT‐HAWKとの対戦も期待されるところだ。
何が起こるかわからない、という言葉はプロレス界ではよく使われるが、
まさに今回の出来事はその言葉を体現した出来事言えるだろう。
ドラゴンゲートという共通項を持つ、CIMA、鷹木信悟、そしてT‐HAWK、
また現在BOSJに参戦中のエル・リンダマンを含めた関係は
今後いったいどのように進んでいくのか。
ドラゴンゲート時代からのファン、
そして新日本プロレス、GLEATからのファン、
彼らを応援するファンすべてがその行方を期待しているのは間違いないだろう。