ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】EVILは今、新日本プロレスで最高かつ最悪なヒールと言っていいだろう

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(出典:新日本プロレス公式)

 

www.weblio.jp

 

3.11愛媛大会で行われたNJC2回戦、EVIL対ジェフ・コブとの戦い。

ここでもEVILはこれまでのスタンスを崩さず無法ファイトを貫き勝利を強奪した。

 

 

思い返すとEVILは昨年のNJCから【何が何でも】を旗印としヒールファイトを貫いてきた。

その結果NJC優勝、そして2冠王座をも手に入れたわけだが、

その一方で大きな批判にもさらされてきた。

まるで今の新日本プロレスの状況がすべてEVILの責任であるかのようにだ。

 

 

そしてその上に今回、2冠王座統一という問題も発生し、

新日本プロレスには近年まれにみると言っていい逆風が吹いたと言っていいだろう。

 

 

EVILに対する批判。それは集約すると、

 

乱入ありきの戦いには飽き飽きした。

D・東郷がいないと勝てないのか。

 

ざっとこのような声である。

 

 

それが新日本プロレスの混迷と言っていい展開につながり

明らかに集客低下という結果にもつながったのかもしれない。

 

 

そしてそんなファンの声に呼応するかのように

このNJCでは基本的にクリーンなファイトが展開されている。

 

 

やっぱり新日本の戦いはスゴイ! と状況が反転した中で

今回EVILがどんなファイトを見せるのかに注目が集まったわけだが、

やはりEVILはEVILのまま信念を貫きヒールファイトに徹し勝利したわけだ。

 

 

しかしこれはある意味ヒールという役割を全うしていると言っていいのではないだろうか。

これまで新日本では多くのレスラーがヒールターンしてきたわけだが、

そのほとんどは時間の経過とともダークヒーロー化している。

 

 

それは今の新日本プロレスを牽引するオカダカズチカ、内藤哲也も例外ではない。

また同じBCのメンバーであり、昨年史上最悪の乱入者と呼ばれ、

3万人のブーイングを浴びたKENTAでさえも、今やファンに愛されつつある。

 

 

そんな中EVILはそれに反発するように無法ファイトを貫いている。

それはEVILが昨年ロスインゴを裏切り、真のヒールへとターンしたときの

覚悟の表れと言っていいのかもしれない。

 

 

そしてまたEVILはきっと生き方が不器用なのかもしれない。

リング上では器用に立ち振る舞う印象があるが、

もしかするとその他の場面では臨機応変に対応することが得意ではないのだろう。

 

 

またSNSなどを見ていると、そこでも多くの批判を浴びているEVILだが、

それと同じくらい応援をしているファンの意見を目にする機会がある。

 

 

そんなEVILを応援するファンの方々は苦しみながらもヒール道を全うする姿に

きっと何か感じているのではないかと思う。

そのような声に応えるためにもEVILはこれからも己が信じるヒール道を全うするべきだろう。

 

 

今の新日本のトップヒールと言えば、ジェイとEVILが双璧と言っていい存在だが、

いずれこの二人も雌雄を決するときが来るのかもしれない。

それは早ければこのNJCで実現する可能性もあるが果たしてどうなるだろうか。

 

 

さて現在開催中のNJCは今後も白熱した戦いがきっと繰り広げられるだろう。

そんな中全く異質と思われるEVILの戦い方はある意味大きな焦点となる。

 

 

はたしてEVILはこのNJC制しヒールとしてさらに進化を遂げることが出来るだろうか。

個人的にはその点にも大いに注目していきたいと思う。

 

 

 


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