4.8両国国技館大会を終え、次期シリーズとなるレスリングどんたくを控える
新日本プロレス。
そして先日そのレスリングどんたくシリーズの全カードが発表となった。
その中でやはり注目されるのは至宝のベルトであるIWGP世界ヘビー級王座
をめぐる戦いとなるだろう。
4.8両国国技館大会でSANADAがIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠し、
新しいステージに入った新日本プロレスだが、
最終戦である5.3福岡大会ではそのタイトルマッチが組まれ、
現IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムの挑戦が決定した。
ヒロムはその直前の4.27広島大会で金丸義信とのタイトルマッチが組まれているが、
それを無事クリアすれば5.3福岡大会では階級を超えた王者同士のタイトルマッチとなる。
またヒロムはその先にいまだ実現していない内藤哲也戦を見据えているが、
はたしてこの夢の師弟対決は本当に実現するのか?
そして実現するのならばそれはどのようなシチュエーションとなるのか?
来シリーズの主役ともいえるこの男から目を離してはいけないだろう。
そしてその他にも、これはどんたくシリーズではないが、
IWGP US王座に大きな動きがみられた。
それは歴代王者による挑戦者決定トーナメントの開催である。
ご存知の通り現王者はケニー・オメガであるが、
先日ジェフ・コブとの初防衛後、次の対戦相手は決まっていなかった。
その中で急転直下決まったこのUS王座挑戦者決定トーナメントには
大きな意味があるのではないかと思う。
今回このトーナメントにはAEW側からランス・アーチャーと
ジュース・ロビンソンがノミネートされたが、
そのジュースは先日AEW登場をはたしたジェイ・ホワイトと
BCBG(BULLET CLUB BLACK’N GOLD)を結成したばかりである。
そのジュースが早々に新日本プロレスに登場することを考えると、
その先にはあの男の電撃的な新日本プロレス登場の可能性も大いにあるだろう。
早ければバレットクラブ結成10周年となる5.3福岡大会での登場も期待されるが、
その場合は現在のリーダーとされるデビッド・フィンレーとの関係が注目されるところだ。
ここまでの展開を考えれば明らかに反目しあう可能性が高いが、
彼らは同じ時間を道場で過ごした同士でもある。
そう考えるとよい意味でファンを裏切る、大同団結の可能性も考えられるが、
はたしてバレットクラブをめぐる展開はどうなるのだろうか?
こちらにも引き続き注目しておく必要があるだろう。
このように日米を股にかけ多くの展開が動き出そうとしている新日本プロレス。
上半期の集大成となるドミニオンに向け、いったい何を我々に見せてくれるだろうか。