前回の記事で6.7大阪城ホール ドミニオンの前半戦を振り返ってみたので
(上記記事参照)
今回の記事では残りの後半戦3試合を振り返ってみたいと思う。
激烈な戦いとなったIWGP世界ヘビー級王座決定戦を筆頭に好勝負が続いた後半戦。
皆さんはどの戦いが心に残っただろうか。
”暫定王者”デスペラード盤石の王者防衛。そして満を持して石森太ニ登場!
自らを暫定王者と呼ぶエル・デスペラードが延期となったYOHとの
タイトルマッチを制し、盤石の防衛を果たした。
そしてその試合後に登場したのは元王者でもある石森太ニである。
そもそも石森はYOHが復帰宣言で挑戦を表明する以前より、
王者に対し挑戦を表明していたわけだが、
YOHの復帰のあおりを食らい挑戦が延びていた状況であった。
まさに満を持してという言葉がピッタリな状況で、
元王者である最強の挑戦者が名乗り出たわけである。
もちろん王者であるデスぺもこの挑戦には異論はないだろう。
ヒロムの復帰が見えてきた中、ジュニアの覇権を握るのはどちらになるのか。
好勝負必至のこの戦い。どこでタイトルマッチが組まれるだろうか。
またそれと同時にBC勢は3Kが持つジュニアタッグにも挑戦を表明した。
そしてELPと石森太ニが3Kに挑戦するこのタイトルマッチは早速次期シリーズの
6.23後楽園大会で実現することが決定した。
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はたして石森太ニはこのタッグ、そしてシングルのタイトルマッチに連勝し、
2冠王者としてジュニアのカリスマの帰還を待つことが出来るのか。
この夏この男から目を離してはいけないということだ。
カミゴェとコブゴェの対決はカミゴェに軍配 そして飯伏は再び至宝のベルト挑戦へ!
次期IWGP世界ヘビー級選手権挑戦者決定戦と目された
この最強アスリート対決は神である飯伏幸太が勝利した。
またカミゴェとコブゴェの対決という意味でも大きな注目を集めた
この一戦だが本家が貫録を見せたということだろう。
そしてすでにご存じの方がほとんどかと思うが、
この試合を制した飯伏幸太は新王者となった鷹木信悟に指名され、
次のIWGP世界ヘビー級王座の挑戦が確定的である。
自らが提唱し、実現したベルト統一により生まれたIWGP世界ヘビー級王座。
その初代王者に輝いた飯伏だが、当時はファンの賛同が得られず、
王者として輝くことは出来なかったと言っていいだろう。
ここでそのベルトを奪還し、
飯伏幸太は今度こそ王者として輝くことが出来るだろうか。
ゴールデンスターの復活を願うファンはきっと多いのではないかと思う。
鷹木信悟 ついに新日本の頂点へ駆け上がる!
新日本プロレス参戦から約2年半、鷹木信悟がついに新日本の頂点に駆け上がった。
正直、この結末を予想していたファンは少なかったのではないだろうか。
そういう私もその一人であった。
何と言っても今回の決定戦の相手はあのオカダカズチカである。
IWGPヘビー級時代の象徴、いや日本プロレス界の象徴とも言える
オカダカズチカが最終的には勝利するだろうと多くのファンが思っていたはずだ。
その予定調和を崩し、鷹木信悟が頂点に立ったことは、
今後の新日本にとって大きな意味を持つことになるだろう。
それはつまり新日本プロレスは本格的に新時代に舵を切り、
より群雄割拠の時代へと突入したことを意味するかと思う。
鷹木信悟の初防衛戦の相手は、飯伏幸太で決定的であるが、
もしこの元王者を倒すことが出来れば、
その先の展開はさまざまなことが考えられそうだ。
NEVERで因縁が生まれた、新日本のアイコン棚橋弘至や
禁断の同門対決となる内藤哲也との対戦、
もしくは現NEVER王者のジェイ・ホワイトなど
真の意味で新日本のトップになるには避けられない
選手たちとの対戦が期待されるところだ。
そう考えれば鷹木信悟の新日本でのトップ獲りへの道は
始まったばかりと言っていいのかもしれない。
さてここまで2記事に渡りドミニオンを振り返ってみたが、
早くも先日には次期シリーズのカードも発表され、
新日本プロレスは次の展開が始まろうとしている。
来週から始まるKIZUNA ROAD、そしてその先のSUMMER STRUGGLEも含め、
きっとこの夏も熱い戦いが繰り広げられることだろう。
当ブログはこれからもそんな新日本プロレスを応援していきたいと思う次第である。