新日本プロレスの現IWGPジュニアヘビー級王者にして、
その新日本プロレスジュニアの第一人者でもある高橋ヒロム。
そのヒロムは今年精力的に各団体に出場をはたしているが、
昨日はDDTの両国大会に出場し、平田一喜と対戦した。
現在の実績や知名度度では差がある二人ではあるが、
彼らはほぼ同期という間柄であり、新人時代に対戦経験もある。
今回はその若手時代以来の対戦となるが、
ヒロムは完全に平田一喜のフィールドに乗った戦いを見せた。
その戦いの詳細はこちらをご覧いただければよく分かるかと思う。
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12日の東京・両国国技館大会では、保持するアイアンマンヘビーメタル級王座をかけて平田一喜(35)と対戦。試合は2分のラウンド(R)制で、インターバルごとにルーレットが回りルールが決まる特別形式で行われた。
1Rは試合中に流れる曲に合った技や動きを義務づけられる「ミュージカルシチュエーションデスマッチ」、2Rでは「ハンディキャップマッチ」で平田&ヨシヒコと対戦。続く3Rは、もはや説明不要の「目隠し乳隠しデスマッチ」で、ヒロムは女性用下着を着用しての戦いを強いられた。
もはやどこに向かっているのかも定かではなくなってきたが、4R、5Rはダンスを踊らなければ決着できない「ダンシングデスマッチ」に。すると、何か吹っ切れたのか「DDTに上がる以上、踊ることは覚悟してました。むしろ踊りにきたんだ!」と言い出しメガネを装着。まるでドリフのヒゲダンスのような動きを披露し、大相撲の〝聖地〟をダンスホールと化した。
(引用:東スポWEB)
これを見ても分かる通りヒロム自身もDDTを堪能し、
また多くのDDTファンを楽しませたことだろう。
このようなDDTに振り切った戦いは、おそらく新日本プロレスでは
ヒロムしかできないかと思うが、その振り幅の広さこそが、
ジュニアの顔と呼ばれる大きな要因であることは間違いないだろう。
つまりそれはヒロムなら何かをやってくれるのでは、
というファンの期待感とも言いかえられるが、
それはプロレスラーに取って必要な要素であるはずだ。
なぜならその期待感こそがファンを動かす原動力となりえるからだ。
ヒロムは今年の幅広い活躍にプロレス大賞の声も上がっているが、
はたしてこの稀代のファンタジスタと呼ばれる男が、
プロレス界の頂点に立つことになるのだろうか。
期待してその発表を待ちたいと思う。