5.26代々木大会で行われたBOSJ30準決勝。
2試合とも白熱した激闘が繰り広げられたが、
試合を制したのはマスター・ワトとティタンであった。
ともに初優勝を狙う二人がリーグ戦、準決勝を制し優勝決定戦にコマを進めた。
この二人の顔合わせを予想していた方は多くはなかったはずだが、
それはすなわち新日本プロレスジュニアの新しい景色を象徴しているともいえる。
間違いなく二人の決勝戦は激闘となるはずだが、
はたしてどちらがトロフィーを掲げることができるだろうか。
ここまでの新日本プロレスの実績だけを見ると、
凱旋帰国後、時間をかけて少しづつ成長を見せているワトが有利といえるが、
メキシコでの実績を考えればティタンの方が格上といえるだろう。
そう考えると試合の予想はかなり難しいものであるが、
個人的にはワトが初優勝を飾るのではないかと考えている。
そして本当にワトがBOSJの優勝をはたせば、
その後ヒロムの持つIWGPジュニアへの挑戦を要求することになるだろう。
今のワトの勢いを考えれば一気にジュニア至宝の王座を、
その象徴であるヒロムから奪うことも大いに考えられるところだ。
そしてワトがその偉業を達成したとき、
それは新日本プロレスジュニアも次の時代へと進むときである。
また一方のティタンが優勝すればメキシコ勢としては初優勝となり
これも歴史に残る偉業といえるだろう。
そしてこちらもBOSJに優勝すれば、ヒロムへの挑戦へと進むことになるはずだが、
こちらは同門対決ということになり、またヒロムにとってはリーグ戦のリベンジの
戦いである。
したがって王者としても異論はないところだが、
はたしてLIJ同士のタイトルマッチは実現するだろうか。
またこの大田区大会の全カードも前日に発表された。
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優勝決定戦以外のカードはこの代々木大会とほぼ変わりはないカードだが、
注目はやはり代々木大会には登場しなかった辻陽太の動向だろう。
SANADA自身も代々木大会でのコメントで乱入を意識していたと話しているが、
多くのファンもおそらく同じ思いであったかと思う。
つまりそれはファンの期待感の裏返しとも言えるが、
ついにドミニオン前の最終戦となる大田区大会にその姿を見せることはあるのだろうか。
そしてもし登場したとすれば、LIJのメンバーはどのような反応で
辻陽太を迎えるのか?
個人的にはそのあたりにも注目し大田区大会を楽しみたいと思う。