11.13に開幕したBOSJ28。
ここまでリーグ戦全11戦中2戦が終了したが、
早くも明暗がわかれつつある状況だ。
まず大方の予想に反し開幕2連敗を喫したのは、
開幕前にジュニア王座を奪還したエル・デスペラードである。
今回のBOSJが始まる前、デスぺラードは全戦タイトルマッチのつもりで臨むと
語っていたが、その思いとは裏腹に結果は連敗スタートとなった。
優勝候補と言われる選手の連敗スタートは、ままあることではあるが、
これ以上の負けは優勝を考えると厳しいところだ。
今後王者がどのような巻き返しを見せるのかに期待したいと思う。
また同じように連敗を喫した選手は他にもいる。
それはくしくもともに活躍が期待がされていたYOHとELPである。
新日ジュニア屈指の実力者であるELPの連敗も予想外であったが、
直前のビッグマッチで復帰したYOHの連敗はさらに予想外であった。
SHOの裏切りから３Kが消滅し、しばらく姿を消していたYOH。
黒く染まった元相方と好対照の真っ白なコスチュームで登場し、
スランプからの復活が期待されたが、まさかの開幕2連敗となった。
このままスランプが続くのか、それともここからの復活があるのか、
SHOとの再戦も含めまだまだ目が離せないところだろう。
そして一方YOHの元相方であるSHOは
上のメンバーとは対照的に開幕2連勝を果たした。
しかもその勝利した相手は現在の新日ジュニアの顔とも言える、
デスペラードとヒロムである。
そのヒールへと振り切れたファイトは、Ｇ1でのEVIL同様物議を醸しだしているが、
個人的には今回のSHOの戦い方は彼の覚悟の表れと感じている。
退路を断ちこのスタイルで進むと決めたのなら、
ぜひこのスタイルで結果を出して欲しいと思う。
はたしてHoTのSHOとして今年も結果を残すことはできるだろうか。
さてまだ2戦が終わったところであるが、ここでひとまず決勝の予想しようと思う。
まず一人目は大本命と言える高橋ヒロムである。
先日のSHOとの一戦では惜しくも敗れてしまったが、
WK16でのタイトルマッチに辿り着くためには、このBOSJでの優勝は必須となる。
ジュニアの顔として優勝決定戦進出は最低限のノルマといえるだろう。
そしてそのヒロムと優勝決定戦で戦うと個人的に考えているのは
闇落ち後新たな姿を見せているSHOである。
リーグ戦が始まる前は介入があるとしてもD・東郷だけかと思っていたが、
ここまでの2試合を見ると、SHOの試合にはおそらく全戦HoTが総出で
闘うということになりそうだ。
その行為はけっして褒められたものではないが、
そこには彼らなりにヒールターンしたSHOを押し上げたいと言う、
先輩たちのSHOに対する愛情が感じられる。
圧倒的な明るさを持つカリスマヒロムと圧倒的な闇を身にまとったSHO。
今回のBOSJ決勝戦はこの対照的な二人による戦いになるのではと
現時点では予想しておきたいと思う。
