本日、4月3日に行われる、新日本プロレス後楽園ホール大会。
今大会では両国大会に向けて、多くの注目カードが組まれているが、
その中でも最注目のカードは、やはりメインのLIJ同門対決の前哨戦だろう。
この試合では王者の内藤哲也が高橋ヒロムと組み、
挑戦者の辻陽太はBUSHIとのタッグで最初で最後の前哨戦に挑む。
これまでもリング上のマイクやコメントなどで、それぞれの主張を行ってきている
両者であるが、ついにタイトルマッチを前に肌を合わせることになるが、
今回の前哨戦でどちらがイニシアチブを取ることができるだろうか。
さて今回の同門対決による、IWGP世界ヘビー級選手権の焦点は、
図らずしもタイトルの分離という部分がポイントとなっているが、
ここで前回の静岡大会の両者のコメントを見てみよう。
辻陽太
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(※内藤の入場曲を指して)聞こえるか? この声援、この音楽! この音楽こそが、この声援こそが、俺を奮い立たせた、その原点だ! ずいぶんと、ベルトを分解、分解しないのか、そこに焦点が集まったみたいだな。
まずは内藤哲也、オマエを倒すことが、アンタを倒してこそ、ベルト分解の意味がさらに大きくなる。TVの前で観てるだけだった俺が、こうして目の前に立っている。皮肉にも、アンタのできないことを俺がやろうとしてる。こんな運命的なこと、なかなか起きねえだろ?
(内藤哲也)
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昨日の陽太のマイクとコメント聞いた? たしかに俺は今が一番大事だと思っている。でも、だからといって過去の行動や発言を無かったことにはしたくない。そういう意味でも、前にIWGP世界ヘビー級王座に挑戦したとき、なぜ『ベルトを元に戻したい』と言わなかったのか。その辺はちょっと疑問が残るけど。
でも、今の陽太はベルトを元に戻すことがベストだと思っているんでしょ? なら、そうすればいいよ。俺に勝ったらの話だけどね。次戦は(4月3日)後楽園ホール大会。4月6日両国大会まで、あと6日間。
4月3日後楽園ホール大会では『辻陽太壮行試合』以来、2年8ヵ月ぶりに対戦するわけで、今の陽太の勢いを思い切り感じたいと思います。覚悟は出来ているぜ、カブロン! じゃあ、次はそんな前哨戦が行われる4月3日後楽園ホールでまたお会いしましょう。アディオス
これを見る限り内藤哲也は辻陽太の想いを尊重しているように思えるし、
また辻陽太も内藤哲也へのリスペクトの思いが見え、それだからこそ、
内藤哲也からタイトルを奪い、IWGPヘビー級王座への懐古を目指しているように思う。
そんな両者の想いが交錯する前哨戦は、本日18時半より
後楽園ホールで行われる。
またワールドでの放送もあるので、新日本プロレスファンであれば、
この最初で最後の前哨戦は必見の戦いとなるだろう。
【特設】SAKURA GENESIS 2024 | 新日本プロレスリング