ROAD TO TOKYO DOME 本日12月21日後楽園大会のメインで、
ついにこの二人が同じコーナーに立つことになった。
そう、バレットクラブのジェイ・ホワイトとEVILの二人である。
(そのカードの画像はこちら)
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上記の画像を見てもわかるように、
この日はそれぞれのドーム大会の前哨戦として、LIJと対戦するわけであるが、
はたしてこの試合はすんなりと終わるのだろうか。
どう考えてもこの試合が何事も起こることなく、
ただの前哨戦として終わるわけがないと思うのが普通であるかと思う。
ジェイとEVILのこれまでの経緯は皆様もご存じかと思うので、
詳細はここでは割愛するが、G1時点ではかなり激しくやり合っていたことは
まだ記憶に新しいところである。
現在はG1時と比べると大きな動きがなく、小康状態というところかと思うが、
この二人の問題に関しては何も結論が出ていないのは事実である。
WK15、そして2,021年に向けてもこのままこの問題が
フェードアウトするとは考えにくいところである。
おそらくこの試合はその決着に向けての始まりとなるはずだ。
しかし冷静に考えると、基本的に同ユニット内にいる
この二人の関係の着地点とはどのようなことだろうか。
大きく分けると共闘か分裂かの二つになると思うが、
直近で新ユニットTHE EMPIREができたことを考えると、
ここでEVILがさらに新ユニットをつくることは考えにくいところだ。
BC自体が二つに割れることは考えられなくもないが、
以前のTHE ELITEの例をみてもこれはうまくはいかないだろう。
よってこのパターンはおそらくないはずだ。
そうなると共闘へと進むということになるが、
その前にお互いの実力を確かめ合うため、
一度戦うという方向へと進むのではないかと思う。
その理由としてはこれまでのコメントで
二人はそれぞれ戦うことに関しては前向きであることを示唆している。
G1時点では優勝決定戦で、そしてその後の先月の大阪大会付近では
東京ドームで戦おうというようなコメントを残している。
この時点では東京ドーム、つまりWK15で2冠王と権利証保持者になり
戦うというニュアンスであったかと思うが、
EVILは2冠戦に敗れ、その可能性はなくなってしまった。
しかし両者とも現在1.5のカードは決定しているが、
(ジェイは2冠戦、EVILはSANADAとのSPシングルマッチ)
1.4のカードはいまだ未定である。
そう考えると、このタッグ結成を機に1.4での遺恨清算マッチへと
展開は進んでいくのではないだろうか。
WK15という舞台は二人のKingが
ここまでの関係にケリをつけるには最高の場所と言えるだろう。
そして試合を通しお互いを認め、翌日の試合に臨むことが出来れば
BC的にも最高のシチュエーションではないかと思う。
そうなると共闘後の立場というものが重要となるが、
ジェイはIWGPをすべて制覇した男、そしてEVILは前2冠王者であり、
この部分ではほぼ差がないと言っていいだろう。
またEVILはBC入りをはたし、大きな波紋を起こし続けファンのヒートを
一身に集めていたが、それにより大きく格を挙げたことは事実かと思う。
つまり二人はどちらが上でも下でもなく、別個性のKingとして
同格に並び立てばこの問題はうまく着地するのではないだろうか。
King SwitchとKing of darkness。
この新日本が誇る二大ヒールがもし手を組めば、
より一層BCはその魅力を増し、リングを制圧することは間違いない。
さあ、本日の後楽園ホールで何が起こるのか?
大会は18:30スタートだ。