先日、新日本プロレスワールドでの配信が始まった、
10.15みちのくプロレス矢巾大会で行なわれた
高橋ヒロムとフジタJrハヤトのシングルマッチ。
この戦いが行なわれた当時からSNSなどでその高い評価は知っていたが、
映像では見る機会がなかったが、とうとう新日本プロレスワールドでも
見ることが可能となったので、早速視聴してみた。
この配信は試合だけではなく、両者のインタビューも収録されているが、
特にハヤトのインタビューは必見である。
実は二人は若手時代イギリスで面識があり、当時は連絡先も交換した間柄であったようだ。
しかしその後交流は行なわれることなく、二人の立場も変わっていったわけだが、
ハヤトが怪我や病気で闘病中の際、勇気づけられたのは高橋ヒロムであった。
その姿を見て、当時すでにIWGPジュニア王者であったヒロムを追いかけることを
決めたハヤトであったが、両者の関係が一気に近づいたのは、
今年行なわれたジュニアオールスター戦でタッグを組んだ頃からだろう。
その大会のバックステージでハヤトはヒロムとのシングルを熱望したが、
早々に実現すると思ったファンはそう多くはなかったかと思う。
しかしその予想は良い意味で裏切られ、みちのくプロレスにヒロムが登場し、
みちのくプロレス30周年での対決が決定した。
そんな中行なわれた今回の二人のシングルだが、一言で言えば切なく、
エモーショナルな戦いであったかと思う。
ハヤトが腰に爆弾を抱えているのは、多くのファンの方もご存知かと思うが、
この日も蹴りを中心にそれを感じさせないファイトを展開した。
一方のヒロムもおそらく試合前から、全てを受け切る覚悟を決めていたのかと思うほど、
強烈なハヤトの攻撃を受け続けていた。
勝敗に関しては最後はヒロムがタイムボム2で勝利したが、
この勝敗に関してはこの試合では大きな意味を成さないだろう。
ある意味二人が戦ったことにこそ意義があり、
それは2人の試合後の抱擁を見れば、よく分かるかと思う。
またヒロムはハヤトのご両親にも試合後感謝を伝え、
それは多くのファンの感動を生んだことは間違いない。
しかし昨日そんなハヤトにまたもや試練が訪れた。
それはガンが再発し、来月再手術をすることになってしまったのだ。
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この試合のインタビューでもハヤトはいつも引退する覚悟で試合に望んでいると語っていたが、
このようなことになるとは予想外であったかもしれない。
だがハヤトであれば、前回のときと同じようにまた我々ファンの前に
戻ってきてくれるのではないだろうか。
そうなることを信じ当ブログでも引き続きハヤトを応援していきたいと思う。
