6.9両国国技館大会にて行われた新日本プロレス、全日本プロレス、
プロレスリングノアの3団体によるオールスター興行、ALL TOGETHER AGAIN。
第0試合を含めた全11試合のなかで様々な戦いが行われたが、
その中では今後の展開につながりそうな戦いも随所で発生した。
そこで今回の記事ではそのあたりについて書いてみたいと思う。
まず第一試合では元NEVER無差別級6人タッグ王者を9度防衛した
毘沙門と石井智宏の3人とノアのマサ北宮、稲葉大樹、稲村愛輝と対戦し、
試合は新日本プロレスに軍配が上がったが、
試合後のコメントでお互い今後の続きを求める声を上げた。
特に石井智宏はノアとの対抗戦でも常に稲村などとバチバチの戦いを
見せているだけに注目が集まるが、
この日のコメントでも以下の言葉を残しているだけに
今後のノア参戦にも期待しておきたいと思う。
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(石井智宏コメント)
稲村、北宮、やり足りねえだろ。俺もだ。次はタッグか? シングルか? どっちでもいいぞ、オイ!
そして続いては第5試合で行われたストロングスタイルと
ノアの丸藤正道、杉浦貴、宮脇純太の一戦について進めていきたいと思う。
この戦いでは因縁が深い鈴木みのるとノアの象徴である丸藤正道の久々の戦いに
注目が集まったかと思うが、そのほかにも成田蓮が丸藤正道とのシングルマッチを
コメントで求めるなど、今後も続きがありそうな展開である。
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(鈴木みのるコメント)
丸藤、そして杉浦、久々にやって、オマエら、ちょっと足もつれてんじゃねぇのか? オジサン・ベテランレスラーの丸藤正道、そして杉浦貴、オマエら走り込みが足んねぇんじゃねぇのか、オイ! 全然俺の動きについてこれねぇじゃねぇか。この俺の言葉、文句があるなら、俺たち3人、いつでも行くぞ。いつでも行くぞ! オイ、テメーらなんか、いつまで経っても俺たちより弱いんだ。何が「プロレスリング・ノアだ。ふざけんなよ。いつまでもよぉ、昔の名前の上に乗っかってんじゃねぇよ。昔の名前の上に乗っかり、いつまでも自分たちが有名でメジャーな選手だと思ってんじゃねぇよ。オメーらなんか世界中見てみろ。誰も知らねぇぞ。バーカ!
(成田蓮コメント)
プロレスリング・ノアさん、これが新日本プロレスのSTRONG STYLEだ。正直、杉浦さん、丸藤さんしか自分は目が行ってなくて。丸藤さん、この胸、借りを返させてください
二人のコメントを見る限りノアに乗り込むことも辞さない勢いだけに、
この3人でノアに乗り込む可能性もあるのかもしれない。
それが単発での出場なのか、もしくはN-1などのリーグ戦出場かは不明だが、
今年のG1CLIMAXに清宮海斗が出場することを考えれば、
ノアのリーグ戦に新日本プロレスから誰かがノミネートされることも考えられる。
はたしてこの日の戦いの続きは生まれるのか?
今後の展開に注目しておきたいと思う。
そして最後は新日本プロレスとノアの両階級の王者同士が対決した戦いのその後に
ついて触れておきたいと思う。
まずヘビー級の王者であるSANADAとジェイク・リーは試合後
お互いにこのようなコメントを残している。
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(SANADAコメント)
まぁでも、今日、ノアのチャンピオンとちょっとしかやれなかったんで、次やる時はシングルになっちゃうんじゃないですか? まぁでも、ジェイクも自分の実力のなさを思い知るだけだと思いますけどね
(ジェイク・リーコメント)
チャンピオンがそういうんだったら、お客さんが求めるなら。けど、小さい箱でやるのはNGにしましょう。やるんだったら大きい箱で、どでかい箱でやりましょう。そっちの方がコレ(金のポーズ)も潤うし。違わない? そうですよね。両国よりももっと大きい箱で。
コメントを見る限りはどちらかというとSANADAの方が前のめりに思えるが、
お互い実力と華を兼ね備えている王者同士だけに、
もし実現するのならばジェイク・リーのいうように大きな箱にふさわしい一戦となるだろう。
またジュニアヘビー級に目を向けるとHAYATAがこのようなコメントを残している。
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こんなお祭りごとへの参加はこれで最後や。ただ、高橋ヒロムやったら、お互いベルトを持ってるうちにやったってもえぇぞ
あの寡黙なHAYATAが王者同士のうちにヒロムとならば戦いたいと言ったことは
かなり重要な意味を持つように感じる。
おそらく初対戦となる二人の戦いがもし実現すれば、
これもヘビー級の王者対決に劣らぬドリームカードとなるだろう。
はたしてこの高橋ヒロムとHAYATAという両団体のジュニアの象徴同士の対決は実現するのか?
期待して待っておきたいと思う。
このように様々な展開の火種というべき出来事が起こった今回のオールスター戦。
今回書いた展開が今後実現することになることを願い、当記事を終わりたいと思う。