昨日行われた新日本プロレスの台湾大会。
その大会では空位となっていたNEVER無差別級6人タッグ王座の
ワンデートーナメントが行われたが、そのトーナメントを勝ち抜いたのは、
棚橋弘至、矢野通、そしてボルチン・オレッグのトリオであった。
👇
これによりボルチンはヤングライオンながら王者という偉業を成し遂げたが、
おそらく多くのファンの方はこの結果に納得していることだろう。
なぜならそれはボルチンが常日頃から良い意味でヤングライオンらしくない
強さをリング上で発揮しているからである。
もともとアマレスの猛者であったボルチンがデビュしたのは、
丁度約1年前の2023年4月であった。
当時から強さという部分は際立っていたが、
デビュー当時はアマレスとプロレスの違いに困惑していたきらいがあったが、
それも試合を積み重ねることで解消されていった。
そしてキャリアを重ねるうちにボルチンはその強さを発揮するようになり、
昨年はザックの持つTV王座にも挑戦した。
その試合では惜しくもザックの前に敗れてしまったが、
改めてボルチンの強さも伝わった試合であったかと思う。
そしてさらに今年に入ってはヤングライオンという立場ながら
試合に負けない、という稀有なキャラクターを確立していたが、
今回はそれを更に超越し、チャンピオンにまでなってしまった。
こうなるとヤングライオンのうちにシングル王座まで獲得して欲しいところだが、
さすがに近い将来、ボルチンはヤングライオンを卒業することになるだろう。
その後、彼がどのような道を進むかは現時点では不明であるが、
異例のキャリアを重ねるボルチンであれば、そのまま修行無しで、
新日本プロレスの本線に参入しても何ら問題はないだろう。
はたして今回ヤングライオンながら王者となった、この規格外の男の行く末は
どうなっていくのか?
今後も引き続き注目しておく必要があるだろう。