年間最大のシリーズであるG1CLIMAXが先週に終了した新日本プロレス。
次期シリーズは9.8後楽園ホールで開幕するDESTRUCTIONシリーズとなる。
そして先日そのDESTRUCTIONシリーズの主要カードが発表されたので、
今回の記事ではそれらについて進めていきたいと思う。
G1開催中に生まれた数々の因縁の精算がこのシリーズで決着を迎えるが、
はたしてどのような結果になるだろうか。
まず今シリーズに行われるタイトルマッチの中でもっとも新鮮に感じるのは
このカードになるだろう。
それはボルチン・オレッグがザック・セイバーjrの持つTV王座に挑戦するタイトルマッチである。
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このタイトルマッチが決まった経緯としては、これまで何度か行われていた
ヤングライオン同士の勝ち抜きマッチでボルチンが初めて全員から勝利を挙げた
ことにあるが、
この風貌や体格を見ても分かる通り、ボルチンはすでにヤングライオンの枠を
超えつつある存在と言えるだろう。
足りないのはプロレスラーとしてのキャリアだけと思われるボルチンであるが、
それをも克服しいきなり今回のタイトルマッチで王座を獲得しても
納得するファンは多いように思う。
はたしてボルチンはデビュー4ヶ月での王座獲得なるのか?
開幕戦から注目の戦いとなりそうだ。
そしてその翌日の9.9後楽園大会ではネバー6人タッグのタイトルマッチが行われる。
今回オカダ・カズチカ、棚橋弘至、石井智宏の持つ王座に挑戦するのは、
なんと天山広吉、真壁刀義、タイガーマスクというベテランの3人が挑戦する。
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この試合が決定した経緯は先日の両国大会で真壁やタイガーが自身の待遇などについて
声を上げたことにあるかと思うが、天山に関しては少し様相が違うと思う。
それは12日の両国のこの天山のコメントがきっかけであった。
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ごめんな。ワトちゃんは何も悪くない。ここぞという時に決めれなかった。
ごめん。ワトちゃんはね、どんどんこれから伸びていかないと。
俺なんかもう落ちていく一方やけど、それでもしがみついていくから
あの猛牛と恐れられた男の言葉とは思えない弱気な言葉であるが、
誰もが通る道であるとも言える。
そんな場面に天山も遭遇しているともいるが、そんな弱気に発言に噛み付いたのはこの男である。
そうそれは石井智宏である。
天山の弱気なコメントに対し石井はこのような発言で激を飛ばしている。
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天山、そんなもんか、オイ! 昨日『オレは落ちていく一方だ』
とか言ったらしいな? そんな気持ちだったら、リングすぐ降りろ、オラ!
その腐った根性、叩き直してやる。シングルでも何でもやってやるよ!
このような経緯があり、今回の3人での挑戦が決まったわけだが、
試合のポイントとなるのはこの流れを汲むと天山の動きということになりそうだ。
試合の勝敗はさておき天山が元気なファイトを見せれば、
おそらくファンの方々も大いに納得しこのタイトルマッチを楽しむことができるだろう。
またこのDESTRUCTIONシリーズでは上記以外のタイトルマッチも
各所で行われるがそれらは次の記事で書いていきたいと思うので、
次回以降の記事もお楽しみいただけると幸いである。