ここ最近、試合開始時間の遅延や欠場者の多さなど改善の声が高まっていたスターダム。
これに対し木谷オーナーは社長交代という対策をとったことは、
すでにみなさまもご存知のことかと思うが、その新社長に就任した岡田太郎社長が、
昨日のスターダム後楽園ホール大会でファンの前に登場しあいさつを行った。
この行動はこれまでの通例ではなかったことだけに注目を集めたが、
岡田社長はリング上からこのような内容の言葉を観客に投げかけた。
👇
後楽園ホールにお越しのスターダムファンのみなさま、こんばんは。12月1日よりブシロードファイト社長になります、岡田太郎と申します、よろしくお願いします。メチャクチャ緊張しております。ただいまの第0試合を見て確信しました。みなさんがどれだけスターダムを愛しているか。そして、選手がどれだけの熱い思いでこのリングに上がっているか。すごく感じることができました。私たち会社の使命は、その試合を1試合でも多く1試合でも熱くみなさんにお届けすることだと思います。本日、私はこうやってリングに上がらせていただいていますが、そのようなことが今後少なくなるというか、いい発表でみなさんにお会いできるように全員でスターダム、盛り上げていきますので、あらためて、よろしくお願いします! それではお楽しみください、よろしくお願いします!
この言葉を見る限り、岡田社長の改善にかける思いが伝わってくるが、
全試合終了後、東京スポーツに対しこのようなコメントを残している。
👇
リング上もお客さんも最高ですし、何も心配することなく最高のプロレスを提供できていると思います。なので会社としてはしっかり選手をサポートしていきたい
そのサポートの具体的な施策としては、試合スケジュールの改善、
マネジメント機能、選手会の発足などを挙げている。
まず試合スケジュールの改善としては、ビッグマッチを月1回をめどにし、
巡業スケジュールも改めて精査するようだ。
また選手会発足に関しては、以下のような構想を考えている。
👇
誰か1人に負担をかけるのではない選手理事会のような形をとって、選手たちの意見を吸い上げやすくする会を作ろうと考えております
ここまでの施策などを総合して考えると、これまでのトップダウン方式ではなく、
選手に寄り添う、つまり選手ファーストに転換していくということだろう。
現状を考えればその方向は正解かと思うが、その思いに応えるように、
昨日の後楽園ホール大会では平日ながら1117人の観客を集め、
また大会自体も赤いベルト、悲願の初戴冠を狙う舞華が決定戦進出を決め
多くのファンを歓喜させた。
今大会の状況を見れば、今後スターダムは現在の逆境から復活するかと思うが、
その鍵はやはり新体制となる運営側の手腕と言うことになるだろう。
はたしてスターダムはほんとうの意味でファンの信頼を取り戻すことができるのか?
引き続き注目しておきたいと思う。