先日行われたスターダムのビッグマッチ4.23横浜アリーナ大会の記者会見。
そこではメインの赤いベルトのタイトルマッチを行う、
ジュリアと中野たむの会見も当然行われたのだが、そこで事件は勃発した。
そう、すでにご存じの方も多いかと思うが、記者会見場で乱闘を繰り広げ、
たむが大流血する事態が発生したのだ。
その模様は以下の動画で確認できるのでまずはそちらをご覧いただければと思う。
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では以下にその会見の様子を改めて書きたいと思うが、
まず先手を切ったのは挑戦者の中野たむだ。
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あんたはこの世で一番大嫌い。これが何だかわかる?
そう言いながら見せたもの2021年3月に二人の間で行われた
髪切りマッチでジュリアが切った髪の毛であった。
そしてたむはこのように言葉をつづけた。
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あのときの憎しみを忘れないようにずっと持っていた
2年前の髪切りマッチで髪もベルトも奪ったけど、本当の意味であんたに勝ったと思ったことは1回もない。私がチャンピオンになったのに、丸坊主になったジュリアばかり注目された。私がチャンピオンになった後もみんながジュリア、ジュリア…ノイローゼになりそうだった。しかも桜井(まい)も引き抜いて、あんたはどれだけ私から奪えば気が済むの?
今度こそジュリアを完全にぶっ潰して、なんのよどみもないナンバーワンの景色を見たい。いいかげん、目障りなんだよ。私の前から消えてくれ!
これを見る限りたむは2年前に髪切りマッチでジュリアに勝った時も
本当の意味で勝ったとは思えず、逆にジュリアの引き立て役になっていた
と思っていたということだろう。
そしてその気持ち、たむ的にいうと情念がこのような言葉となり、
湧き出てきたのだろう。
そんなたむに対しジュリアは初めはいたって冷静だった。
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自分でさあ、気づいているかわからないけど、お前のやってることは気色悪いストーカー。そんなんだから、いつも『ジュリアから何か奪ってやる』『奪ってやる』『奪ってやる』って。お前は人から奪う考えしかできねえから、アイドルやっても一軍になれなくて、プロレス界に逃げてきたクソじゃねえか。お前のやり方、マジで嫌いだから。目障り? それはこっちのセリフ
こちらのジュリアの言葉はあまりにも正論であるが、
それが余計にたむの感情を爆発させたのだろう。
その後二人は会見そっちのけで乱闘となり、最終的にはたむが流血するという
前代未聞の形で強制終了となった。
しかしプロレスファン的に見ると、このような出来事があればあるほど、
試合への期待感は高まるというものだ。
このタイトルマッチが行われるスターダムの横浜大会には、
まさにオールスター級の女子プロレスのトップ選手が集結するが、
この会見を見る限り、そのメインにふさわしい戦いになるはずだ。
はたしてこの因縁深い二人のタイトルマッチは
ジュリアの狂気が勝つのか、もしくはたむの情念が上回るのか、
まさに見逃し厳禁の戦いになることは間違いないだろう。