10.1調布大会で各リーグ最終戦、そして優勝決定戦が行われた、
スターダムシングル最強を決定する5★STAR GP。
史上最多26名が参加し、約2か月に渡るこの激闘を制したのは、
本命ともいえるジュリアであった。
ここ最近のジュリアはシングル戦線から離れていた印象であったが、
美しき狂気と呼ばれる彼女がこのGP制覇をきっかけに、
再びスターダムのトップ取りを狙うということである。
そしてその手始めとしてジュリアは、
年末の両国大会での赤いベルト挑戦を表明した。
ジュリアは時の王者に挑戦と語っていたので、
現王者朱里はそこまでに、今回の5★STARで敗れた選手と
防衛戦が組まれるということだろう。
今回のリーグ戦で朱里は5敗を喫しただけに、
多くの挑戦者候補がいるが、いったい誰と防衛することになるのか。
そして朱里はそれらの選手を退け、
ジュリアの前に王者として立つことは出来るだろうか。
ジュリアとしても口には出さないが、おそらく挑戦者として挑みたいのは
DDMからの因縁も深い朱里であることは間違いないはずだ。
はたして絶対王者と呼ばれる朱里は
最強の挑戦者の前に王者として向かい合うことが出来るだろうか。
またスターダムでは赤いベルトであるワールド王座とは別に、
IWGP女子王座という新機軸のベルトが設立される。
IWGPという冠が付いたことで注目されるこの王座だが、
基本的にワールド王座とは別路線となる展開で進んでいくことが予想される。
それを示すように王座決定トーナメントは、
以下のようなスケジュールで行われる。
👇
●一回戦:
10.2 新日本プロレス・ロンドン
10.22 STARDOM・後楽園ホール●準決勝:
10.23 STARDOM・アリーナ立川立飛大会●決勝戦:
11.20 新日本プロレス×STARDOM合同興行 有明アリーナ大会
すでに準決勝で新日本プロレスロンドン大会の勝者と
元WWEスーパースターのKAIRIが戦うことが決定していることを考えても
このベルトは日本国内にとどまらない世界規模での運営が予想される。
そう考えるとこのベルトの初代王者に相応しいのか
やはり世界を経験したKAIRIということになるのかもしれない。
そしてその先にある楽しみがあるとすれば、
それはこのIWGP女子王座とワールド王座が交わるのかということだ。
設立会見などではその部分はやんわりと否定していた印象だが、
展開次第ではどう転がるかわからないのがプロレスの醍醐味でもある。
はたして近い将来、ジュリアや朱里とKAIRIが交わることはあるのか?
今回のジュリアの5★STAR優勝で、そのあたりにも大きな注目が集まりそうだ。
さて国内の女子プロレスを牽引するスターダムが
次に見せる展開はいったいどのようなものになるだろうか。
引き続き注目しておきたいと思う。