年内最終戦も終え、今年の大会がすべて完了した新日本プロレス。
ということは新日本プロレスの次戦はレッスルキングダム17ということになる。
前回の記事ではそのレッスルキングダム17の前半戦に行われる
タイトルマッチについての記事を書いたが、
本日はその続きとして中盤戦に行われるタイトルマッチについて書いていきたいと思う。
👇
(前回記事はこちら)
NJPW WORLD TV王座決定戦
10月に海外修行を終え帰国した成田蓮とサブミッションマスターと呼ばれる
ザック・セイバーJrによって行われるこの新設王座の決定戦。
その実力や実績から言えば圧倒的にザック有利と言えるが、
注目はやはり成田蓮がその牙城を崩せるのか?というところだろう。
同時期に凱旋帰国した海野翔太と比較される成田蓮であるが、
帰国後ここまでは後塵を拝していることは事実と言っていいだろう。
海野翔太はUS王者オスプレイを襲撃するという
派手な凱旋帰国の登場を行い、
その勢いをもって一気にタイトルマッチにこぎつけた。
またタイトルマッチには敗れてしまったが、このレッスルキングダム17でも
武藤敬司、棚橋弘至と組み、まさにエース継承というべき道を歩んでいる。
それに比べ成田蓮は凱旋帰国のセレモニーもなく、
両国大会の第一試合の6人タッグというあまりにも地味な凱旋帰国試合となった。
両者のキャラクターの違いと言えばそれまでだが、
成田からすればここで初代王者となり確固たる実績を作っておきたいところだろう。
はたして成田蓮は一気に海野翔太に追いつくことはできるのか。
それともザックが貫録を見せつけるのか。
この15分という限られた時間の戦いに注目しておきたいと思う
NEVER無差別級選手権
王者カール・アンダーソンのWWEとの契約に伴い混沌な状況となっている
NEVER無差別級王座。
ドタキャン騒動を経て、先日の仙台大会で
ヒクレオとのタイトルマッチを行った王者が、
今度はその兄とリベンジマッチを行う。
この二人はともにバレットクラブ創設メンバーであり、
師匠と弟子ともいえる間柄であったが、それだけに遺恨は深いともいえるだろう。
また別の注目点はカール・アンダーソンがWWEにも登場しながら、
新日本プロレスにも出場しているという事実をどう考えるのか、という部分がある。
一説にはこのレッスルキングダム17で新日本プロレスとは
いったん区切りとなるのではと言われているが、
プロレス界というところは何が起こるのかわからないところである。
この大会にはWWEで同じユニットTHE・OCに所属している、
AJスタイルズの登場もうわさされているだけに、
引き続き新日本プロレスを騒がし続ける可能性も大いに考えられるところだ。
はたして混沌のベルトとなったこのNEVER無差別級王座の行方はどうなるのか。
試合前後の展開も含め目が離せない一戦となるだろう。
さてここまではレッスルキングダム17のタイトルマッチ考察の
第2弾として二つのタイトルマッチについて書いてみたが、
残りの3試合に関しては以降の記事でまとめてみたいと思う。
引き続きそちらもお楽しみいただければ幸いだ。