12.22、23の後楽園ホール大会2連戦で2022年の興行を終えた新日本プロレス。
その後楽園ホール大会2連戦では鈴木軍のラストマッチなどの出来事があったが、
そこで新たな抗争の火種も勃発した。
それは1.4東京ドームレッスルキングダム17でも激突する、
内藤哲也と海野翔太の抗争である。
2022年11月凱旋帰国しオスプレイとのUS王座戦を戦った海野翔太だが、
実はもしUS王座を獲得したとすれば、その初防衛戦に内藤哲也を指名していた。
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つまり海野翔太は以前から内藤哲也を標的にしていたということになるが、
現在のところ内藤哲也は相手にしていないというポーズを見せている。
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12.22内藤哲也コメント
海外遠征に行った選手の、凱旋帰国直後って、レスラーにとってものすごく大事な時間なわけであって、凱旋帰国したばかりの海野翔太が、まぁ一番最初はオスプレイに行ったけど、その後目をつけたのは内藤哲也なのかな? それでいいのかな? 今日リング上で彼の視線をものすごく感じたよ。今、誰に絡めば一番おいしいか、誰に絡めば自分自身が上に行けるか、考えた末、内藤に絡むことを決めたんでしょう? いい読みしてるね。
でも残念ながら、まだ俺の視界には入ってこないかな。(※両目を見開くポーズをして)どんなに目を開いてもさぁ、今日は真壁刀義と小島聡しか目に入らなかったよ。
明日も対戦するんでしょ? 何なら東京ドームでも対戦するんでしょ? 俺の視線を自分に向けさせてみろ。そしたら何か、明るい未来が見えるかもね。そして俺自身も楽しめるかもね。今のところ、現時点での海野翔太じゃちょっと物足りないな。相手にする必要がないよな。現時点ではそんな感じですよ。まぁ明日も対戦するんで、ちょっとでも俺が興味を示す、そういう動きであり、試合をしてくれよ。楽しみにしてるぜ? アディオス!
そう考えると本格的な抗争はWK17での戦いを経てからの
ニューイヤーダッシュやニュービギニングシリーズからとなりそうだが、
はたして二人はどのような形で抗争を展開するのだろうか。
内藤哲也のポジションや海野翔太の期待度を考えると、
何らかのタイトルに向かってということになるかと思うが、
考えられるのはやはりIWGP、もしくはUS王座のいずれかというところだろう。
そうなるとそれを実現するためにはレッスルキングダムで両者のいずれかが、
その時の王者に対し意思表示をする必要があるだろう。
つまりIWGP世界ヘビー級の勝者、もしくはUSヘビー級の勝者の元に
どちらかが向かうということになるが、最も盛り上がると思われるのは、
新US王者となったケニー・オメガの元に内藤哲也が出向く構図だろう。
そこに海野翔太も登場し3すくみということも考えられるが、
はたして動き出した二人の抗争はどこに向かって進むのだろうか。
これは新日本プロレス全体にもかかわることと考えられるだけに
注目しておく必要があるだろう。
また別のポイントとしてはこの一連の抗争を通じ、
海野翔太が現在の本隊という立ち位置のままであるのか、
という部分も一つのポイントと言えるかもしれない。
帰国後の現状を見る限り、まさに棚橋弘至につながるエースの系譜を
邁進しているように見えるが、このまま本隊でベビーフェイスとして
戦い続けることになるのだろうか。
同じ時期に帰国した成田蓮も現在は本隊に在籍している扱いであるが
両者がずっと同じユニットにいるとは考えにくいところだけに、
このあたりもポイントの一つと言えるだろう。
さて今回巻き起こった内藤哲也と海野翔太という
世代も立場も違う二人に起こりつつある新たな展開。
この抗争の着地点はいったいどこになるのだろうか。