2.19サンノゼ大会が終わり、新日本プロレスは今後ファンタスティカマニアを経て、
NJCへと進んでいく予定である。
そのNJCに関しては先日出場選手の発表があったが、
今週に入り旗揚げ記念日大会を含めたその他のカードも発表された。
そこで今回の記事ではそれらについて考察していきたいと思う。
まず注目されるのは上の写真にもある、旗揚げ記念日大会のメインで行われる、
毘沙門対新日本プロレスドリームタッグのタイトルマッチだろう。
これはサンノゼ大会でIWGP世界ヘビー級王座戦後、
オカダが棚橋に呼び掛けたことで決まったカードであるが、
新日本プロレスは相変わらずオカダの要求には迅速に対応するようだ。
このドリームタッグはこれまでも何度か組まれているが、
大きな実績は残していないが、今回本腰を入れてタッグ王座を狙うとなれば、
これまでタッグで実績を残してきた毘沙門にとっては大ピンチと言えるだろう。
格的に考えればオカダの二冠王、そして棚橋の王座返り咲きが予想されるが、
はたして毘沙門はこの最強の壁を打ち崩し牙城を守ることができるだろうか。
毘沙門にとっては大きな試金石となる試合になりそうだ。
そしてこの旗揚げ記念日大会のセミファイナルでは、
先日のサンノゼ大会で試合後のジェイ・ホワイトを急襲した
デビッド・フィンレーが登場し、石井智弘と対戦する。
フィンレーにとってはこの試合がサンノゼ大会から初の試合となるわけだが、
ここで自らの進む道をファイトで表明することになるのだろうか。
巷ではヒールターンしバレットクラブへ加入する、
もしくはリーダーの座に就くのではという説が散見されるが、
はたしてこの反逆者の通り名を持つ男はどんなファイトを見せるのか。
試合の行方とともにフィンレーの動向から目を離してはいけないだろう。
そして3.11愛知大会では世代闘争ともいえるこんなカードが組まれた。
それはオカダ・棚橋組に海野翔太・成田蓮が挑むという戦いである。
この時点でドリームタッグは王者となっている可能性があるが、
もしそうであればこの新世代タッグにとっては大きなチャンスと言えるだろう。
とはいえこの新世代と言える二人は凱旋帰国後、共闘しているわけではなく、
むしろお互いを意識し反目しているように見え、関係性は微妙と言えそうだ。
また成田蓮は鈴木みのる、デスペラードとともにSTRONGSTYLEという
ユニットを結成したばかりであり、海野と組むこと自体抵抗があるのかもしれない。
よってこの戦いがきちんと成立するのかにも注目が集まるが、
この一戦を経て海野翔太が何か動きを見せる可能性も大いにあるだろう。
はたして今の新日本プロレスの隆盛を築いた二人に対し、
新世代の二人が何を見せるのか、注目の一戦となりそうだ。
そんなトーナメント以外にも多くの注目カードが組まれている
NJC2023は3.5後楽園ホールよりスタートだ。