先日、電撃的に新日本プロレス退団を発表した、”レインメーカー”オカダ・カズチカ。
彼の新日本プロレスでの功績は改めていうまでもなく、現在では世界最高のレスラーの
ひとりに数えられるようになった。
そんな男の今回のニュースは、世界的にも大きな話題となり、
現在もその衝撃は続いているが、はたしてオカダという大黒柱が抜ける
新日本プロレスの今後はどうなるのだろうか？
まず今後のオカダ・カズチカの新日本プロレスでの出場は、
2.11大阪と2.23、24の札幌大会のみとなっている。
そして2.11大阪大会では節目で戦ってきた、
棚橋弘至とのシングルマッチが組まれており、
それが新日本プロレスでの一つの区切りとなりそうだ。
その後の札幌大会はメモリアル的なカードが組まれるかと思うが、
はたしてオカダの新日本プロレスラストマッチはどうなるだろうか。
そしてその後の新日本プロレスはここ10年以上、
時代を牽引してきたオカダがいない世界線が始まるわけだが、
このような状況は新日本プロレスにとって今回が初めてというわけではない。
古くから新日本プロレスの歴史は離脱や復帰の連続とも言え、
主力選手が団体を離れる度に、その代わりとなる選手が登場し、
その時代の団体を牽引してきた。
よって今回のオカダの離脱という危機的な状況においても
同じように次世代の選手が台頭してくると思われるが、
その筆頭候補と言えるのは誰になるだろうか。
そうなると考えられるのはやはり現時点の新世代の筆頭といえる、
辻陽太と海野翔太がその候補となるだろう。
ここまでも二人は凱旋後、主要タイトルに早々に挑戦するなど、
大きな期待を背負っていることは多くのファンも理解できるところかと思う。
よって今後彼らが残すべきことは目に見える実績という部分だろう。
つまりそれはタイトルの獲得や、まもなく行われるNJCでの優勝など
誰にでもわかる具体的な実績ということである。
そうなるとそれは期待に現実の実績が追いつくことになり、
ファンの認識にも変化が訪れるのではないだろうか。
また個人的には今回のオカダの退団という事象が、
一気に時代を動かすきっかけになるかと考えているが、
そうなると次のNJCにおいても、これまでにはない展開が生まれそうな気がする。
平たく言えば新世代の台頭が加速するということになるが、
はたして激動の予感しかない2024年の新日本プロレスはどうなるのだろうか。
オカダ・カズチカの今後の動向とともに、引き続き注目しておく必要があるだろう。
