先日公式サイトより発表された18か月ぶりに有観客で行われる
8.15LA大会『BESUBGENCE』。
この大会名には復活という意味があるが、まさにこれ以上ピッタリな言葉はない。
海外にも数多くいる新日本プロレスファンもこの朗報に喜んでいることだろう。
そんな大きな期待がかかる8.15LA大会。
すでに発表されている出場メンバーも豪華絢爛であるが、
その筆頭はまずはこの二人となるだろう。
現IWGP USヘビー級王者 ジョン・モクスリー
現NEVER無差別級王者 ジェイ・ホワイト
ご存じの通り二人は新日本プロレスとAEWのトップレスラーであり、
かつ現在タイトルを保持している。
このまま大会まで二人が王座を保持していれば、
当然この大会でタイトルマッチが行われるだろう。
そうなればもしかするとその王座に挑むチャレンジャーは、
ここアメリカならではのチャレンジャーが選ばれるかもしれない。
大会自体はまだ約2か月先の話であるが、
前哨戦があるとすれば間もなく抗争を始める必要がある。
モクスリーはその可能性は低いがジェイに関しては日本でその前哨戦が
行われる可能性も大いにあるだろう。
そう考えるとジェイが我々の前にいつ姿をみせるのかは大きな注目点となりそうだ。
またこの大会には先日の発表で約5年ぶりの新日マット参戦が決まった、
カール・アンダーソン&ドク・ギャローズのGood Brothersも登場する。
現時点では彼らがこの時点で、新日本プロレスとどの程度関わっているかは
不明瞭だが、少なくとも7月のタッグトーナメントだけの
単発出場ではないということだろう。
ここで新たな因縁が勃発し、新日本のメインストーリーへと
彼らが進んでいくことになるのか。
そのあたりもこの大会の大きな注目点と言えるだろう。
また日本人選手ではやはりこの男の名前がひときわ気になるところだ。
そう、海外武者修行中とされる海野翔太である。
ほとんど海外遠征中の情報がなかった海野翔太だが、
ついに新日本プロレスのマットへの登場が決まった。
これをもって本格的に新日本に合流することになるのか、
もしくは再び武者修行に出ていくのかはわからないが、
次世代のエースと目されるこの男がどのような姿で帰ってくるのかは、
日本のプロレスファンも大いに気になるところだろう。
また師匠とも言えるモクスリーもこの大会に出場する。
久しぶりに遭遇すると思われる、二人の関係にも注目しておきたいと思う。
さて早くも話題となっているこの8.15LA大会だが、
新日本プロレスからその他に出場する選手はいるのだろうか?
日本のスケジュールを見てみると、この時期は
SUMMER STRUGGLEシリーズの真っ最中である。(7/27~8/27)
つまり隔離期間などを考えるとLA大会に出場する選手がいるならば、
その選手は7.25東京ドーム大会が最後となり、
上記のシリーズは欠場することになるだろう。
また久々のアメリカでの有観客大会であることを考えると、
もし新日本プロレスからさらに選手を派遣するならば、
それ相応のインパクトのある選手を送り出すことになるだろう。
そう考えるとおのずと候補者は絞られてくることになる。
トップ選手でありながら、現在ベルトと大きく関わっていない選手となれば、
候補は棚橋弘至かオカダカズチカということになるかと思う。
彼ら二人なら大会の価値を高めるにはまさにピッタリの存在と言えるだろう。
もしかすると二人の同時派遣もあり得るかもしれない。
そうなればLA大会での二人のタッグ結成も考えられ、
久しぶりに生の新日本プロレスを見るアメリカのファンへの大きなギフトとなるだろう。
はたしてLA大会には日本からは誰が出場することになるだろうか。
そして最後になるが、このLA大会の半月後には
日本で西武ドーム2連戦というビッグマッチが開催される。
そう考えると当然このLA大会からの多くの展開が
この西武ドームへと続いていることになっているだろう。
その時点でどの程度渡航規制が解除されているかはわからないが、
この西武ドーム2連戦への海外からの出場も大いに期待されるところである。
7月の東京ドーム大会を含む、ビッグマッチ4連戦。
そして8.15LA大会からの西武ドーム大会2連戦。
新日本プロレスはこの夏、そして秋以降も攻め続けることをやめない、
ということだろう。
そんな新日本プロレスをこれからも応援していきたいと思う。