現在開催中の新日本プロレスの新シリーズ、レスリングどんたく。
このシリーズでは数多くのタイトルマッチが行われるが、
4.29鹿児島大会では鷹木信悟が持つKOPWのタイトルにタイチが挑戦する
タイトルマッチが決まっている。
KOPWと言えば毎回そのルール決定が注目されるが、
今回に関しては挑戦者のタイチが鷹木信悟にルールを一任するという展開を見せている。
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鷹木、俺はよ、お前とやるんだったらシングル(マッチ)でも何でもいいって言ったよ。けどな、(4.29鹿児島で)そのベルト懸けてくれるらしいじゃねぇかよ!? だったら、だったら、ありがたく挑戦させてもらうよ(※大拍手)。けどな、もう俺がルールうんぬんかんぬん言うつもりはねぇよ。だからよ、ルール、お前がすべて決めろ(※場内驚き)。お前が決めたルール上で、お前の土俵で、今度こそキッチリ勝たせてもらうからな(※大拍手)。それでいいな!?
そしてそれに対し鷹木信悟はこのように答えている。
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KOPW戦、やってやるよ? ルールはお前が決めろ? タイチ、寝言は寝て言え、コラ。何を今でも上から目線で言ってんだ。こっちはホントに乗り気じゃねぇ部分な、会社に発表されたから、重い腰を上げてやろうっていうのによ。もっと意地を見せろよ。もっと気持ちを見せてみろ。お前がKOPWの価値を高めるために、ちょうど1年前、俺をKOPW戦に引きずり込んだ。結果オイ、1年間、KOPWの王座を持ってるのは俺だからな。1年間、何もできなかったお前が、2年経とうが3年経とうが、何も変わらないよ、現状は。まだまだあいつの気持ちがはっきり見えないから、本当に覚悟というかリスクというか、持ってるもん全部背負ってみろよ。髪の毛を懸けるとか、負けたらユニットから脱退するとか、それぐらいのリスクを背負ってやるっていうんだったら考えてやってもいいけどな。どうもやっぱりいまだに、気が乗らねぇよ……
これを見る限り鷹木信悟はいまだ乗り気ではなく、
もしそれでもタイトルマッチを行うなら、ユニット脱退や髪の毛を賭けるなどの
本当の覚悟を見せろと語っている。
そしてその鷹木信悟の発言を受けたタイチは4.22三重大会のコメントで
このような趣旨の発言を行った。
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オイ鷹木、髪の毛でも、もし負けたらユニット脱退でも懸けろって言ってたけど、何でも懸けてやるよ。お前はそのベルトだけ懸けてろ。いまさら俺から何にも言う筋合いはねぇしな。それは重々わかってる。ま、挑戦だけはありがたくさせてもらう。だからお前がルール全部……お前がハゲになれって言うならなるし、ハゲを懸けろっていうなら懸けてやるし、(ユニットを)抜けろって言うなら抜けてやるよ。負けた場合の話だ。ま、お前が提示するルール、全部乗ってやるよ。その上でお前に勝ちゃあ、お前のファンもハポンファンも文句ねぇんだろ、これで。きっちりお前の土俵の上で勝ってやるよ
この展開を見る限り今回のKOPW争奪戦は特殊ルールというパターンではなく、
タイチが負けたときにのみにリスクがある試合形式になりそうだ。
それがKOPWコントラカベジェラ戦となるのか、
タイチのユニット追放マッチになるのかはわからないが、
タイチにとってはかなりのリスクを背負う戦いになることは間違いなさそうだ。
それはすなわちタイチの覚悟の表れともいえるが、
それだけ現状の危機感を持っているといっていいだろう。
確かにタイチの現状を考えると鈴木軍解散後、
自らのユニットと言えるJust4Guys(現在はJust5Guys)を立ち上げ、
SANADAを引き入れるというサプライズを仕掛けたが、
それはレスラータイチ以外の部分での活躍である。
レスラータイチという視点で見れば、
ここ最近は目に見える実績を残しているわけではないので、
それに対する焦りがあっても、それは必然と言えるだろう。
はたしてそんなある意味崖っぷちのタイチが鷹木信悟に挑むKOPWは
どのようなルールとなり、いったい何が賭けられるのだろうか?
新日本プロレスファンとしては引き続き注目しておく必要があるだろう。