先週末にてニュービギニングシリーズも終わり、
新たなステージへと進む新日本プロレス。
オカダ・カズチカ、そしてウィル・オスプレイという看板選手が
先シリーズをもって退団し、次の主役となる選手の台頭が期待されるが、
その次の主役を決めるNJC2024のエントリー選手が昨日発表された。
今年は上のトーナメント表を見ても分かる通り、全28選手がノミネートされ、
3.6の旗揚げ記念日大会からスタートする。
ノミネートされた選手を見ると、もちろんこれまでの主力選手も数多くノミネート
されているが、新顔と言える選手の参戦も見受けられる。
その中でも一番の大物と言えるのは、やはりジャック・ペリーだろう。
彼はAEWでもトップどころとして活躍していたが、
昨年のCMパンクとのトラブルでAEWのリングからは遠ざかっており、
これがいわば復帰戦とも言える。
そんなジャック・ペリーの対戦相手は1.13サンノゼ大会で襲撃した海野翔太である。
海野としては当時の借りを返す絶好の場であるが、新世代の旗手として
この強敵を倒すことができるだろうか。
そして次に取り上げたいのはヤングライオンという立場ながらノミネートされた
ボルチン・オレッグである。
まだまだ経験値という部分では他の選手と比較すると足りないところはあるが、
持っているポテンシャルだけで言えば、今回のノミネート選手の中でも
トップクラスであることは間違い無いだろう。
そんなボルチン・オレッグの対戦相手は、ノミネート選手の中で、
随一の体格を誇るヒクレオだが、この両者の対決はまさにプロレスと呼ぶにふさわしい
大男同士のど迫力の戦いとなるだろう。
下馬評ではおそらくヒクレオが優勢となるはずだが、ここでボルチンが勝利しても
それはフロックというわけではなく、彼の実力と呼べそうだ。
またオスプレイ退団を受け、激震がつづくUNITEDEMPiREからは、
ヘビー級転向を示唆していたTJPがノミネートされている。
そんなTJPは1回戦でデビッド・フィンレーと対戦するが、
両者は1.13サンノゼ大会でもシングルマッチを行い、
当時はフィンレーが勝利している。
フィンレーとしてもGLOBALヘビー級王座をニック・メネスに奪われ、
丸腰となっただけにここで負けるわけにはいかないだろう。
また一部ではウォー・ドッグスの再編も噂されているだけに、
ここでなにか動きがあってもおかしくはないだろう。
そんな今年も見どころ満載の戦いが続くであろうNJC2024。
この熾烈なトーナメントを制し、4月の両国大会で内藤哲也の前に立つのは
いったい誰になるのか?
開幕戦から見逃し厳禁のシリーズとなることは間違い無いだろう。