日本時間の6.26に行われたAEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Door。
今大会では多くのドリームマッチが組まれ、また続きを予感させる戦いも数多くあった。
そこで今回の記事ではそのForbidden Doorを振り返るとともに、
今後どのような展開に繋がっていくのか?などについて考察してみたいと思う。
まず今大会ではアンダーカード3試合を含め、全12試合が行われた。
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アンダーカードと言えど、デスペラードやLIJのメンバーが出場するなど
豪華な組み合わせで行われたが、今回は本戦から抜粋していきたいと思う。
まずはメインイベントで行われた
ブライアン・ダニエルソンvsオカダ・カズチカから振り返ってみよう。
この戦いに関してはみなさんもご存知の通りダニエルソンがオカダ自身
8年ぶりとなるタップアウトで破ったわけだが、
途中ダニエルソンが腕を骨折していたとのことで、
両者にとって不完全燃焼であるとも言えそうだ。
となるとこの戦いの続きが見たいところだが、
ダニエルソン自身もオカダとの再戦についてこのように語っている。
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正直なところ、またオカダとやって、今度はオカダの腕を折ってやりたいよ。それがフェアプレーな気がするね。
もし二人の再戦があるとすれば東京ドームクラスの会場になると思うが、
はたして再び世界が驚くドリームカードは実現するだろうか?
また新日本プロレスとAEWという視点で見れば、
先日の新番組であるコリジョンで復活をはたしたCMパンクの動向が注目だろう。
今回のForbidden Doorでは新日本プロレスのレジェンドとも言える小島聡と対戦し、
小島聡の盟友である天山広吉の技を繰り出すなど大いに会場を湧かせたが、
当初は因縁深いKENTAとの対戦が噂されていた。
いろいろな情報を総合すると途中でその対戦は立ち消えとなったようだが、
昨年来より続いている因縁を清算する対決が行われる可能性はまだ消えてはいないだろう。
この世界的なカルトスターと呼ばれる男と史上最悪の乱入者と呼ばれる男が
もし本当に対決すればただでは済まない戦いになるかと思うが、
こちらもまさしくドームクラスのカードと言えるだけに実現が望まれるところである。
その他であればこれは新日本プロレスではないが、
同じグループ会社のSTARDOMとAEWの戦いが立ち上がる気配がある。
この大会でAEW女子王者のトニー・ストームが、
STRONG女子王座のウィロー・ナイチンゲールと戦い勝利したが、
その敗れたナイチンゲールは7.5のSTRONG後楽園大会で、
STARDOMのジュリアを相手に防衛戦を行う。
そもそもこのトニー・ストームはSTARDOMでトップを張った選手である。
よってこの動きにトニー・ストームも敏感に反応し、
ジュリアとの対戦を希望している。
今回のForbidden Doorは同じ日にビッグマッチがあり、
参戦は叶わなかったSTARDOM勢だが、
AEWのトニー・カーン社長は彼女たちとの提携を望んでいると言われている。
そう考えると今回のSTRONG女子王座のタイトルマッチをきっかけに
なにか大きな動きがありそうだが、この女子戦線も注目しておく必要があるだろう。
プロレスのストーリーはどこでつながるかは誰にもわからない、
とはよく言われる話だが、今回取り上げた選手たちだけではなく、
その他にも今回の戦いがどこかでつながることは大いに有り得る話だ。
それこそがプロレスの醍醐味とも言えるが、そのような視点から見ても
今回のForbidden Doorもやはり素晴らしい大会であったと言えるだろう。