新年1.2有明アリーナで行われるNOAHのビッグマッチ”NOAH THE NEW YEAR 2024"
その大会では多くの注目カードが組まれているが、純粋なNOAH同士の戦いと言えるのは、
ゼミファイナルで行われる、拳王vs征矢学のGHCヘビー級選手権のみとなっている。
そしてそれに異を唱えたのは、当の本人である王者の拳王である。
拳王自身の今年の活躍は目を見張るものがあり、リング上のみならず、
ユーチューブを始めとしたリング外でも活動を続けてきた。
その結果彼自身は大きな飛躍を遂げたと言えるが、
今回自身が保持するGHCヘビー級選手権がセミに降格するなど、
結果的に団体の底上げには到達しなかったと言えるかもしれない。
そんな中先日行われた大会の記者会見で拳王は今の思いをこのように語っている。
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▼拳王「(立ち上がると『方舟改革』と毛筆で書いた紙を広げて)方舟改革! 俺がNOAHを変えるぞ。1・2有明、カード全部見ても、これは本当にNOAHの大会なのか? NOAHの年間最大のビッグマッチって言ってたよな? NOAHのビッグマッチはNOAHと新日本の対抗戦なのかよ? すべてを見渡しても、これぞNOAHの戦いはGHCヘビー級選手権だけだろ? これに危機感持ってるNOAHの選手どこにいるんだよ? NOAH最終興行の幕張のあとも見ただろ? なんだよ、あれ? 『俺たちでNOAHを引っ張っていく。いくぞ有明、オー!』? バカかよ!? お前らがNOAHに危機感をもってやれって言ってんだよ! おい、これで1・2終わったらNOAHに何が残るんだよ? 残せる結果があるのか? 俺しかいねえよな? この危機的状況のNOAHを変えるのは。おい、てめえらクソヤローども。1・2有明アリーナは方舟改革だ。何も考えてないNOAHのヤツら、そして会社のクソのヤツらを見返してやる。そういう戦いを俺がしてやるからな」
(引用:NOAH公式サイト)
これを見る限り拳王自身はこのような現状に周りの選手が危機感を持っていないとし、
1.2をきっかけに改革をしていくと発言している。
では拳王はいったいどのような方法で改革を推し進めていくのだろうか。
ここからはあくまで推測となるが、まずはリング上の関係性、
つまりユニットの整理、確立が必須となるだろう。
現在のNOAHは今年金剛の解散のあとは無所属の選手が多くなり、
実質的にユニットの体をなしているのは、ジェイク・リー率いるGLGくらいだろう。
つまりなじみのないファンが見ると、敵味方の関係性が分かりづらく、
ストーリーに入り込みにくい環境と言える。
よって個人的にはまずこれらを整理し、対立軸を作ることが先決ではないかと思う。
またNOAHに関してはユニット間の異動も頻繁に行われている印象があり、
特にジュニア勢の動きはよほどのファンでないと把握しきれていないだろう。
これらも同様にまとめることができればリング上の景色が落ち着くのではないだろうか。
そして拳王がもっとも言いたいことは、NOAHの所属選手の充実ということだろうが、
これは経営という側面を考えれば外部の選手を取り入れることは仕方ないだろう。
しかしベストな姿といえば、やはり所属選手が中核をなし、
それ以外の部分を外部からの招聘で補うことであるかと思うが、
はたして拳王は王者として、また団体の顔としてそれらを牽引していくことが出来るだろうか。
そんなNOAHの運命がかかる1.2有明アリーナ大会だが、
そのもようはABEMAで無料配信が行われるので、皆さんもぜひご覧いただければと思う。
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