日本国内におけるプロレス界において、独走を続けている新日本プロレスと
それを追走する存在であるプロレスリング・ノア。
両団体の現在の関係は、一時期の鎖国状態とは大きく変化し、
年に一度の対抗戦とそれ以外は選手の派遣などを通し良好の関係が続いている。
上述した対抗戦に関してはここ2年、両団体の1月のビッグマッチ後に行なわれているが、
現在そちらに関しては公には情報が発表されていない。
しかし現時点ですでにNOAHの1.2有明アリーナ大会に棚橋弘至、ザック・セイバーJr
の参戦が発表されており、それを踏まえれば今年も対抗戦やそれに準ずる大会が
行なわれる可能性が高いと言えそうだ。
また現時点で両団体に関する情報とすれば、先日の12,2NOAH横浜武道館大会で
マサ北宮が今年の対抗戦でも対戦した石井智宏に対戦要求を行った。
また潮崎豪も以前GHCヘビー級王座を奪われた小島聡に対し対戦を要求している。
この流れを考えると今後も対抗戦開催に向けての展開が進んでいきそうだが、
彼ら以外の注目選手と言えば、現GHCヘビー級王者の拳王、
そして前GHCヘビー級王者のジェイク・リーということになるだろうか。
まず拳王に関しては1.2有明アリーナ大会での
征矢学とのタイトルマッチが決定している。
よって有明アリーナ大会での新日本プロレス勢との対戦はないわけだが、
そこで対抗戦につながるようなサプライズが起こる可能性は大いにあるだろう。
拳王に関しては対抗戦ではLIJとの戦いが続いていたが、
今年は金剛を解散したこともあり、また別の選手たちとの展開も考えられるところだ。
拳王に関しては新日本プロレスの選手との対戦もそう多くないだけに、
LIJ以外との対戦となれば、かなり新鮮な戦いとなりそうだ。
そして注目の度合いで言えば、今年からNOAHに参戦をはたしたジェイク・リーの方が
より高い存在であると言えるかもしれない。
なぜならジェイク・リーは昨年まで全日本プロレスに在籍していたこともあり、
新日本プロレスの選手との対戦などはほぼなく、それだけによりフレッシュな
戦いが期待できる。
またジェイク・リーは小柄な選手が多いNOAHの中では、
オカダ・カズチカに匹敵するサイズの持ち主だけにその部分でも期待が膨らむところだ。
そのようなこともありもし対抗戦があるとすれば、
そのオカダ・カズチカとの対決が期待されるが、はたしてジェイク・リーと
新日本プロレス勢との戦いは実現するのだろうか。
現在両団体はそれぞれ、1.2有明アリーナ大会、そして1.4東京ドーム大会に向け
展開が激しくなっているが、それとともに対抗戦に向けての動きもこれから
活発なっていくということだろう。
はたして年内の両団体の興行でどんなサプライズが起きるのか?
今後の新日本プロレス、NOAHの動きに注目しておく必要があるだろう。