11.20有明アリーナ大会で衝撃の新日本プロレス再登場をはたしたケニー・オメガ。
2019年初頭に離脱するまでは、新日本プロレスで数々のタイトルを獲得し
団体を牽引していたことは皆さんもよく覚えていることだろう。
そして先日そのケニー・オメガが1.4東京ドームWK17で
ウィル・オスプレイの持つUS王座に挑戦することが正式決定した。
ケニー・オメガがにとって新日本プロレス登場はちょうど4年ぶりのこととなる。
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この全世界が注目するドリームマッチが決まり、
WK17のさらなる盛り上がりが期待できるが、
この試合がおそらくこの大会のメインイベントということではないだろう。
そう、このWK17でメインを務めるのはこれまでの通例であれば、
団体最高峰のベルトであるIWGP世界ヘビー級選手権ということになるはずだ。
ご存じの通りWK17でのIWGP世界ヘビー級選手権は
現王者ジェイ・ホワイトとG1覇者オカダカズチカにより
行われることは決まっている。
もちろんこのカードもドーム級の顔合わせであることは間違いないが、
インパクトという点ではオスプレイvsケニーに劣ることは事実だろう。
つまりジェイとオカダは向かい合う対戦相手とともに、
間接的に先に行われているであろう
US王座戦の余韻とも戦う必要があるということだ。
おそらくオスプレイとケニーの一戦は、
二人のこれまでのキャリアの経緯を考えても
派手な空中戦を交えた壮絶な戦いとなるだろう。
勝敗に関しては全く予想できないところだが、
もしケニーが勝利するようなことがあれば、
次の新たな展開が生まれている可能性もあるだけに、
そのインパクトが試合に重なり、ファンに衝撃を与えることになりそうだ。
つまりUS王座戦の試合後、ドームは俗にいう出来上がった状態に
なっている可能性が大いにあるということだ。
そうなると見ている側は一旦燃え尽きたようになり、
次の試合になかなか集中できないことも往々にある。
はたしてジェイとオカダはこの空気を一変させ、
自分たちの空間にファンを取り込むことができるだろうか。
その答えはもちろん当日にならないとわからないが、
どのような試合内容か、そしてどちらが勝利するのか、
などの要素で比較されることになるだろう。
この試合にオカダが勝利すれば、ハッピーエンドということになるが、
それをファンが求めているのかと言われれば、
絶対的にそうとは言い切れないだろう。
今後の展開を考えればジェイが防衛したほうが、
展開に幅が生まれるような気がするがはたしてどんな結果が待っているだろうか。
ウィル・オスプレイvsケニー・オメガによるIWGP US王座選手権。
そしてジェイ・ホワイトvsオカダカズチカによるIWGP世界ヘビー級選手権。
WK17のメインとセミファイナルに組まれるであろうこの二つのカードであるが、
この大会が終わったとき、ファンの心に残るのはどちらのカードになるだろうか。