1.21横浜アリーナで行われた対抗戦で無効試合となるほどの因縁が勃発した
現IWGP世界ヘビー級王者オカダカズチカと現GHCヘビー級王者清宮海斗。
1年前の対抗戦でプロレス界の頂点に立つ絶対王者に
圧倒的な力の差を見せつけられ涙した若き王者が、
今年の対抗戦で死角からの顔面蹴りを仕掛けこの抗争は再び勃発した。
珍しく感情的になったオカダの姿に興奮したファンも多かったと思うが、
対抗戦後の東スポインタビューではこのように語っていた。
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自分の情けなさというか、ついカッとなってしまったというか…。ちゃんとプロレスをするのが王者の務めだったのが、ちょっと恥ずかしいところを見せてしまったなという感じですね。自分が嫌いな、一番してはいけないことをしてしまったなと
同じ目線じゃないし、偉そうなこと言わないでねって。二度と俺の前に姿を出さないでねっていうような感じですかね
僕が『逃げてる』と思う人がどれくらいいるかって感じですよね。逃げるほどじゃないというか、追いかけて来いっていう、お前が。これで興味ゼロになったというか、どうでもよくなりました
俺、そんなに安くないですよ。オカダがキレましたでシングルやりましょうというレベルじゃなく。これでできたら、熱くなったら戦えるんだって(なる)。みんな顔面蹴りにきますし、それもおかしなことになると思いますし。何年かたって、機運が高まった時にやればいいんじゃないですか
このインタビューを見る限り冷静になったオカダは自身の行動を反省するとともに、
清宮海斗を格下扱いし拒絶している。
つまりこの時点ですでにオカダは清宮と戦う気は失せていたということだ。
そんな流れの中時を置かずNOAHは1.22横浜アリーナ大会で、
2.21武藤敬司引退試合のセミファイナルとして、
オカダカズチカvs清宮海斗戦を発表した。
これに関しては大方の予想通りであったかとは思うが、
黙っていられないのは当の本人であるオカダカズチカだ。
早速22日の試合後の大会後のインタビューでこのようにコメントしている。
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やりません。会社から何も言われてないですし、会社の上の人間が勝手に決めただけでしょうけど、そんなトントン拍子でいっても面白くないですし。ちょっと顔面を蹴ったから試合ができるっていうほど安くないし、オカダ・カズチカをなめないでもらいたい
せめて会社に聞いてほしかったなって。新日本の大会でやるんだったら別でしたけど、よその団体に行ってまで見せる試合じゃないと思うし。皆さん、期待してるかもしれないですけど、今回は本当にないって感じです。交渉はしっかりするべきだったんじゃないかなって。昨日の結果を踏まえて、ドームに(面白いカードが)欲しかったんでしょうね
清宮がどうとかじゃなくて、新日本、ノア、どっちに対しても順序が違うのが嫌だっていうのが一番ですね
オカダの前日の発言から理解はできるが、まさかの清宮戦ボイコット宣言である。
これを言ったのが内藤哲也であればそのキャラクターとして理解できる部分もあるが、
新日本プロレスの象徴とされるこの男が言うとまた重みが違う。
大会開催まで残り1か月あるため、今後オカダが心変わりするかはわからないが、
この発言を受け清宮海斗が何か行動を仕掛ける可能性もあるだろう。
はたして急転直下の展開でシングルマッチが
決まったこの王者対決はどのような結末を迎えるのか?
引き続き注目しておく必要があるだろう。