ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】エル・デスペラードがエース論にマスター・ワトは応えることができるのか?

 

(出典:新日本プロレス公式)

現在開催中のSJTLに本隊の選手として出場している、

エル・デスペラードとマスター・ワト。

 

デスペラードはユニット、ストロングスタイルに在籍しているが、

現在は本隊の所属と言って差し支えないだろう。

 

そもそもこの二人がタッグを組んだ経緯は、先シリーズに1ヶ月以上戦った後、

お互いを認めあったという流れだが、そのアプローチの比重は

マスター・ワトが圧倒的に高く、デスペラードはワトを全面的に認めているわけではない。

 

それを証拠にシリーズが始まってからもさんざん色々なことで揉めており、

ワトが持って来ている友情Tシャツもデスペラードは着用を拒否し続けている。

 

そんな二人であるがシリーズを通し、少しずつ絆という部分が芽生えてきている。

それは昨日の大会で勝利したメインイベント後のデスペラードのマイクで

証明されたかと思う。

 

(デスペラード マイクアピール)

👇

ハアハア、こんなクソど田舎に何の思い入れもないけど、勝っちまったから、マイクをするが、基本的にオレは、ジュニアであろうが、ヘビーであろうが、エースっていうのは本隊にいるもんだと、勝手に思う。
 そのエースっていうのは、一度も本隊を離れたことがないヤツがやるべきだと、俺は思ってる。過去、KUSHIDA選手はヨソから来た人間ではあるが、ずーっと本隊で、いっときたしかにエースだった。
 いなくなっちまってから、いろいろありましたが、オレはエースに興味もないし、その資格もないと思ってる。
 そういう意味じゃ、本来エースっつうのは、ジュニアのエースな。海外行く前も、海外に行ってからも、ずっと本隊でやってる人間がやるべきなんだと俺は思ってる。
 (ワトに対し)言われてる意味わかるよな? それくらいわかるだろ。なんべんも言ってもな、口じゃわかりましたって言ってもな、こういういっぱいの人の前で、『ハイ、わかりました』って言ってやらなかったら、それはオマエ、みっともねえからな(場内拍手&歓声)。
 このシリーズ、どういう思惑があったかしらんが、公式戦が9試合。そのうち5つも! オレたちがメインを張る。ちっとはわかるだろ。会社がオレたちに期待してるのか、それともオマエが、プロレスに覚醒はねえ、一日一日積み重ねて、それがようやく日の目を見るだけだ。一日で変わるヤツなんか誰もいねえんだよ。積み重ねて、このシリーズでオマエがエースにならなきゃいけないんじゃねえのか?(場内拍手&歓声)。
 と、ベルトを持ってないオレが言ったところで、なんの説得力もありませんが、俺はしんどいからもう帰る。オマエがキッチリ最後まで、エースらしく。エースじゃねえな、エース……、あ~、予備の予備の予備くらいか。まあ、キッチリ、わざわざ試合終わってからこんな時間まで残ってくれてんだ。満足させて帰れよ(場内拍手&歓声)

 

このマイクアピールの中でデスペラードは自らが思うエース論を語っているわけだが、

その大前提として本隊に居続けるということがあるとのことだ。

 

そしてそれに該当するのが現在の新日本プロレスジュニアであれば、

それはワトであるとデスペラードは語っている。

 

ここまでのワトを振り返ってみると、無観客の中での凱旋帰国ということもあり、

帰国後は苦労した部分が多く、賛否両論あったことは事実だ。

 

つまり凱旋帰国後、一気にトップに立った高橋ヒロムのような展開ではなく、

なかなか新日本プロレスジュニアの中で実績を出すことが出来なかった。

 

その流れが変わったのが今年のBOSJ優勝ということになるかと思うが、

その実績を持ってしても、まだまだタイトルには届いておらず、

エースと呼べる存在とは言い切れないだろう。

 

よって今回のこのデスペラードのマイクはワトへのエールと呼べるものであり、

ワトはそれに応える必要があるだろう。

 

しかしプロレスとは数字ですべてが推し量れるものではなく、

ファンの支持などを含む相対的評価で、そのレスラーの価値が決まるものであるため、

一朝一夕でエースの座につけるものではない。

 

その部分をマスター・ワト自身が気付き、

今後作り上げていかなければいく必要があるが、

 

おそらくデスペラードが言いたいのはその部分に気付き、

彼の言葉を借りれば日々積み重ねていくことができるのかというところだろう。

 

ワトが持つ身体的なポテンシャルは誰もが認めるだけに、

あとはそれ以外の部分が今後ワトに備われば、新日本プロレスジュニアのエースと

呼ばれる日は近いだろう。

 

はたしてマスター・ワトはこの言葉をきっかけに新日本プロレスジュニアのエースへと

上り詰めることができるのか?

引き続き注目しておく必要があるだろう。

 

 

 

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