ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

無観客試合はプロレスの新たな方向性となりえるのか

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まずは上の記事をご覧いただきたい。

これは各団体のTVマッチ、無観客試合の記事及びニュースである。

 

 

この5つの団体は自団体の動画配信サービスなどを使い、

TVマッチを配信中、配信予定である。

 

 

事実として、新日本プロレス以外の主要団体が現状を打破するため、

TVマッチ放送へと舵を切ったわけである。

 

 

緊急事態宣言が5月末まで延長された今、

近々での観客を動員しての興行は現実的ではない。

 

 

そこで各団体とも自社の動画配信コンテンツへファンを誘導するために、

TVマッチの実施を始めたということだろう。

 

 

興行でのチケット収入が期待できない今、動画配信サービスからの収入は、

グッズ販売と並び、運営においての大きな柱であるはずだ。

 

 

動画配信サービスの収入は、月々の定期的な継続収入であるので、

経営的な視点から見ても、現状最も注力すべき項目である。

 

 

具体的な数字で言うと、一人1000円として新日本のように10万人の会員がいれば、

その収入は約1億円。1万人規模であれば約1000万の収入である。

 

 

団体存続のためには今や必須のコンテンツであることは、

この数字を見ればより理解できるかと思う。

 

 

つまりその会員数を増やす、または減らさないためにもTVマッチを行い

新しい映像を提供するということは不可欠であると言えそうだ。

各団体の危機感からくる行動であるということだろう。

 

 

 

ではそれらの他団体の行動を受けて、盟主である新日本プロレスは

今後無観客試合でTVマッチを行うのであろうか。

 

 

無観客試合に関してはこれまで何度も書いているように、

個人的には推進派である。というか実施を熱望している。

(もちろん選手、関係者の安全は確保の上であるが)

 

 

しかしここまで新日本プロレスの公式的なアナウンスでは、

検討という言葉はあれど、実施という発表は見られない。

つまり現時点で3か月弱、新しい映像を提供できていないということである。

 

 

その間多くの企画などを新日本ワールドで展開しているが、

ファンが本当に見たいものは新しい試合映像であることはおそらく間違いないはずだ。

 

 

もちろんそのファンの想いは新日本プロレスも理解しているはずだが、

いまだ実施をアナウンスしないということは、

まだ経営状況に余裕があるということだろうと推測される。

 

 

またそれ以外にも諸々の事情があるとも考えられるが、現状では開催のリスクの方が、

中止による影響を上回っているということなのかもしれない。

 

 

上記のことを考えると、近々新日本プロレスが他団体と同様に

TVマッチを行う可能性は、残念ながら低いように感じている。

しかしそれはあくまでも、興行の再開のめどが見えているという前提の元だ。

 

 

おそらく初夏あたりからの興行再開を考えているかと思うが、

それが今後の情勢で難しくなってくると事態は変わってくるだろう。

 

 

そのような最悪の事態を想定しておくなら、今のうちからTVマッチを

実施しておいても問題はないように思う。

 

 

また単純に考えても、長期間のプロレスロスである今、

新日本プロレスがTVマッチを行うとなれば、中止期間中に離脱したファン、

そして新しいファンも興味を示し、ワールドへと誘導できるかと思う。

 

 

つまり安全の確保さえ確実にできれば、TVマッチを行うデメリットは限りなく少ない。

むしろ新規ファンを有料コンテンツへつなぐ、有効なパブリシティとなるはずだ。

 

 

またTVマッチの有効性をこの機会に判別できれば、

通常開催の際にも別の形で有効に利用できるようになるかもしれない。

 

 

結果、プロレス団体の新たな運営の方向性が見える可能性がある。

今回の各団体の動きを見て、そのようなことを感じた次第である。

 

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