9.12代々木競技場第二体育館で行われた、
TAKAみちのく30周年記念大会タカタイチデスぺマニア。
そこにはTAKAの30周年を祝福するために多くの団体から、
レジェンド級の選手や現在活躍中の選手を含め数多くのレスラーが参戦した。
そこで今回の記事ではこのタカタイチデスぺマニア
について進めていきたいと思う。
まずこの大会のメインを飾ったエル・デスペラードvs葛西純の
戦いから始めていきたいと思うが、
何でもありの戦いとなったこの試合はいわば凄惨なデスマッチとなった。
これはデスマッチのカリスマと呼ばれる葛西純に
デスペラードが敬意を表したということかと思うが、
彼らの戦いはデスマッチの趣でありながら、どこか美しいものであった。
また試合自体はデスペラードが勝利したが、
この試合を見たファンであれば両者とも勝者と言いたくなったのではないだろうか。
それは試合後リングで葛西純が語ったこの言葉が示していると思う。
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デスペよ、こちらこそありがとうございました(と座礼。場内は大きな拍手)。オマエみてえなよ、スゲー強えヤツと、この会場でメイン張れて、オレッちはうれしいよ(場内拍手&歓声)。しかしな! オマエに、最高にいい男のオマエに、一つだけ言いたいことがある。オマエよ、オレっちと試合する前に、こう言ってたな。燃え尽きて、死んでもいい覚悟でリングに上がるってよ。バカヤロー、世の中にはよ、死にたくて死ぬヤツなんていねえんだよ、オマエ。生きていてえのに、死ななきゃいけねえヤツ、生きていたいのに、死んじまうヤツがゴマンといるんだよ!(場内拍手)。オマエみたいによ、最高の仲間に囲まれて、たくさんのファンに応援されて、夢だった新日本プロレスに入門して、プロレスラーとしてデビューして、新日ジュニアのトップ取って、最高の人生送ってるヤツがよ、死んでもいい覚悟でリングに上がるなんて言うなよ、オマエ!(場内拍手)。
オレたちはよ、死んでもおかしくねえ、大きなケガしてもおかしくねえリングに上がって、生きて、生きて、生きてリングを下りなきゃいけないだろうが!(場内拍手)。
死んでもいい覚悟なんて、捨ててしまえ(場内拍手)。死んでもいい覚悟なんていらねえんだよ! そうすれば、オマエはもっと強くなる(場内拍手&『葛西』コール)
デスペラードはこの試合前、死んでもいい覚悟で臨むと語ったが、
デスマッチを知り尽くしたカリスマだからこそ、
そんなことを軽々しくいうものではないと、あえて否定したのだ。
葛西純だからこそ言えるこの言葉に感動したファンもきっと多かったことだろう。
この二人の次戦の実現にぜひ期待したいと思う。
そして次に取り上げたいのは全員がレジェンドという対決になった
TAKA&CIMA&カズ・ハヤシvsサスケ&D・東郷&外道を取り上げたいと思う。
この試合のハイライトはやはりなんと言っても、
受けの達人TAKAの最後のやられっぷりだろう。
サスケのサンダーファイヤーパワーボム
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ディック東郷のダイビングセントーン
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そして最後は外道の外道クラッチ
上を見てもわかるとおり対戦相手のすべての必殺技を受けきり
25周年に続きこの日の30周年も敗れてしまった。
あえてTAKAがこの結果を選んだのかは、本人のみぞ知ることだが、
長くプロレスを観てきたファンには答えられない試合となったことは間違いない。
このメンバーが次にいつ揃うかはわからないが、
またいつか見たいと思ったのはきっと私だけではないだろう。
このように多くの感動を残したタカタイチデスぺマニア。
下にPPVのリンク先を貼っておくので皆さんもぜひご覧いただきたいと思う。
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https://njpwworld.com/p/ppv_00619_1_1