2.21東京ドーム武藤敬司引退興行でIWGP世界ヘビー級王者オカダカズチカと対戦し、
わずか16分で敗北を喫してしまった現GHCヘビー級王者清宮海斗。
各方面でオカダカズチカとの現時点での圧倒的な差が報じられたが、
これはおそらく戦った清宮海斗自身が最も感じていたことかもしれない。
それらを引きづるように傷心のまま、
この日のバックステージに戻ってきた清宮海斗の前に現れたのは、
今年からノアに参戦をはたした元3冠王者ジェイク・リーである。
ジェイク・リーはノア参戦後は清宮海斗には興味を示さず、
自身のユニットGLG結成後も、標的はノアの象徴ともいえる二人である
丸藤正道と杉浦貴と明言していた。
しかしここにきてのジェイク・リーのこの方向転換はいったい何があったのだろうか?
この挑戦表明の際、ジェイク・リーは以下のコメントを残しているが、
そこにヒントが隠されているかと思う。
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(ジェイク・リー コメント)
お前、もう休めよ。ベルトを持っていてもこれ以上、何も生まれないよ。俺が奪って新しいビジネスモデルになる。ベルトを持ってノアを潤わせてやるよ。俺が挑戦してやるよ
このコメントから推測すると、ジェイク・リーはこの日オカダに敗れ、
結果的にGHCの価値を落としてしまった清宮海斗が今後もベルトを持っていても、
NOAHは何も変わらず、そして何も新しいものを生み出せない。
しかし俺ならば景色を変えることが可能で、またその結果ノアを潤わせることができる。
傷心のチャンピオンにはあまりにもきつい一言であるが、
的を得ているとも言える言葉である。
別の見方をするとジェイク・リーなりのノアに対する思い、
危機感からくる行動ともいえるが、3.19横浜武道館で行われる
二人のタイトルマッチはどのような結末を迎えることになるだろうか。
現状の展開を考えると勢いに乗る挑戦者が有利のように思えるが、
もし本当にジェイク・リーが一気にノアの頂点に駆け上がれば
ここまでとは違う展開になることは間違いないだろう。
ここ最近のノアを振り返ればそれは清宮海斗と拳王が先頭に立っていたと言えるだろう。
しかしジェイク・リーがもしGHC王者を戴冠したとすれば、
それを狙う挑戦者もまた違った形になるかと思う。
先に名前が挙がった丸藤正道や杉浦貴ももちろん候補に挙がるが、
個人的に見てみたいのは中島勝彦との戦いである。
この二人はともにファンを引き付ける色気を持った選手かと感じているが、
それだけに清宮海斗や拳王とは違った新しい展開が生まれることになるはずだ。
そうすればそこに新しいものが生まれる可能性も大いにあるかと思う。
中島勝彦もツイッターで意味深な言葉をつぶやいているだけに
今後大きな動きを見せるかもしれない。
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次は3月
— 中嶋勝彦 Katsuhiko Nakajima (@noah_katsuhiko) 2023年2月24日
新たに動き出すノアから目を離すな
俺はここで良いのか?#noah_ghc https://t.co/rExgy4yxPq
はたして武藤敬司という巨星が去ったノアの新時代をけん引するのは
いったい誰になるのか?
引き続き注目しておきたいと思う。