昨年より多くの離脱者を出し、またリング上の展開も中嶋勝彦の参戦から
混迷が続いているとされている全日本プロレス。
そんな全日本プロレスにこの男たちが今の想いを言及した。
まず一人目はライバル団体、NOAHの現GHCヘビー級王者拳王である。
拳王は東スポ紙上にて全日本プロレスの現状についてこう語っている。
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このインタビューで拳王は次の防衛戦の話なども答えているが、
全日本プロレス関連のコメントを抽出するとこのような内容の話となっている。
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今の中嶋勝彦の行動を見ていると、やはり後ろに〝ブレーン〟がいるんじゃないかと思ってしまうよね。だって、金剛にいた時にはアイツにあのくらいの思考なんてなかったんだから
だから俺は中嶋勝彦を救いたいんだ。洗脳されているのは間違いないだろ。2年くらい組んでいたけど、その時アイツに自分の考えなんてなかったんだから。
中嶋勝彦、ノアに帰ってきてもいいんだぞ…? もう全日本プロレスに先があるかどうかだって分からないだろ
(お家騒動の)内容は知らないけど、一番は若い選手がかわいそうだなっていうところだよね。特にスイッチの入った中嶋勝彦は何をするか分からないから(タッグパートナーの)大森北斗なんて病んじゃうんじゃないかって思うよね。
だから、全日本の若手もみんなノアにきたらいい。実際、ジェイク・リーがノアに来てから輝いてるじゃないか。そのくらいに輝ける場所を俺が提供してやる。お前らに、絶景を見せてやるよ
これを見ても分かる通り前半はかつての盟友であった現三冠王者中嶋勝彦について
言及しており、拳王なりの言葉で中嶋勝彦を慮る様子がうかがえる。
またその後は全日本プロレスの若手についてNOAHに来ればいいと語っているが、
実際ジェイク・リーがノアに来て活躍を見せているだけに、その言葉には説得力が
あると言えそうだ。
この言葉が今後のリング上の展開につながるかは分からないが、
何が合ってもおかしくないのがプロレスという世界である。
はたしてこの拳王の発信が何を生むのか?注目しておく必要があるだろう。
そして同じ東スポ紙上にて今の全日本プロレスについて語ったのは、
現在はNOAHに参戦している元所属のジェイク・リーである。
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昨年の初頭よりNOAHに参戦し、その後GHCヘビー級王者まで登りつめた
ジェイク・リーは古巣の全日本プロレスの現状についてこのように語っている。
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なぜ、誰も具体的な行動に移さないんだろうとは思う。所属として続けるなら、開き直ってどんどん発信した方がいいんじゃないか?
私はいろんな選手とレスリングがしたくて抜けただけだよ。変えたいなら動くしかないと思う。私から言えるのはそれ以上でもそれ以下でもないかな
このジェイク・リーの発言を見ると、彼が伝えたいことは、
団体にいるなら、今のこのある意味注目されている現状を利用し、
どんどん行動を起こしチャンスに変えたほうがいいということ。
そして、もしそうでないなら自身と同じような行動を取るしかないということ、
ではないだろうか。
つまりどちらにせよ、なにかしらの行動を起こすべきである、というのが
ジェイク・リーが伝えたいことの本質ではないだろうか。
ジェイクにとっては古巣となるだけに色々な想いもあるだろうが、
はたして彼の真意は現在の所属選手たちに伝わるのだろうか。
まだまだ終わりが見えない、現在の全日本プロレスの”お家騒動”。
はたして最終的にはどのような結末を迎えるのか?
引き続き追いかけていきたいと思う。