1.1日本武道館にて行われたノアのビッグマッチは、
超満員札止めの9500人という大観衆を動員し大成功をおさめたが、
その動員に大きく寄与したのはやはりこの奇跡の一戦、
グレート・ムタvsSHINSUKE NAKAMURAによるところが大きいだろう。
この一戦はGHCヘビー級選手権という団体の頂点である
タイトルマッチを差し置き、実質的なメインに抜擢されたが、
その期待にたがわぬ極上の空間を作り上げた。
このような戦いを見せられると、やはりグレート・ムタ、
そしてSHINSUKE NAKAMURAは、
他に類を見ない唯一無二の世界的レスラーと言えるだろう。
そんな二人は戦前の会見で世界観のぶつかり合い、
そして融合と語っていたが、まさにそれを体現した戦いになった。
SHINSUKE NAKAMURAの入場から、
最後肩を組んでともに帰っていくところまで、
まさに一つのアートになっていたと多くのファンも感じたはずだ。
今後決して見ることのできないこの奇跡の対決。
この二人の対決を我々は忘れることは無いだろう。
ではここからはこの奇跡の対決以外の今大会のトピックスについて
書いていきたいと思うが、まずは取り上げたいものは、
やはりジェイク・リーのノアマット登場だろうか。
昨年末をもって全日本プロレスを退団した元三冠王者の動向は、
多くの憶測が飛び交っていたが、彼がまず主戦場に選んだのは、
新日本プロレスではなく、ノアというリングであった。
まだ新日本プロレスの1.4東京ドームレッスルキングダムにも
登場する可能性はあるが、その可能性は今回のノアマット登場で
かなり低くなったと言っていいだろう。
ノアではまず稲村愛輝との抗争が始まるようだが、
その後ノアの中心にたどり着くことはできるだろうか。
彼の今後の動向には注目しておく必要があるだろう。
👇
(ジェイク・リーvs稲村愛輝の対戦が決定!)
【1.8後楽園昼夜興行】対戦カードのお知らせ | プロレスリング・ノア公式サイト | PRO-WRESTLING NOAH OFFICIAL SITE
また今大会は多くのタイトルマッチが行われたが、
GHCヘビー級王座を筆頭に大会内では次の展開は示されていない。
こちらに関しては今後のシリーズで
動いていくということになるはずだが、
今回武道館大会の成功をうまくつなげていくことができるだろうか。
一夜限りの夢が終わった後の箱舟はいったいどこに向かうのか。
新日本プロレスとの対抗戦も含め、引き続き追いかけていきたいと思う。