9.25愛知大会にて行われるGHCヘビー級選手権。
そのカードは現王者拳王にN‐1覇者清宮海斗が挑戦するという
現在のノアの頂上決戦と言っていいカードである。
その戦いに向かう現在の流れであるが、
勢いは完全にN‐1覇者清宮海斗にあるだろう。
ノアと言えば武藤敬司の引退というものが
現在の一つの大きなテーマであるが、
それには清宮海斗が深くかかわっている。
武藤戦初勝利からの必殺技伝承、そしてN‐1優勝という
まさに王道的な時代の継承の展開が出来上がっており、
時代は武藤敬司という超スーパースターと入れ替わるようにして
明らかに清宮海斗に向かいつつあると言っていいだろう。
そしてこの流れには誰もが逆らえないかと思われたが、
そこに待ったをかけたのは反骨の王者と呼ばれる拳王である。
そんな彼が調印式で発したコメントが以下のとおりである
👇
武藤が引退すると同時に、新しいスターを生み出そうとしている会社、そしてマスコミ。いいストーリーだ。美しいよ
だけど、そんなストーリー通りに進んで刺激があるか?
俺がお前らの期待を裏切ってやる。会社の期待を裏切ってやる。おれがこの美しいストーリーを壊してやる!
俺が描くさらに輝かしいストーリーをてめえらマスコミどもそして会社にも見せてやるからな。クソヤローどもは俺について来たらいいんだよ!
(引用:東スポWeb)
まさに本音の部分をズバッと話した拳王らしいセリフだが、
はたしてそのコメント通り拳王は、
清宮海斗に傾きつつある流れを止めることができるだろうか。
またそしてもし拳王が今回のタイトルマッチで、
清宮海斗からベルトを守ることが出来れば、
次に王者が狙うのは以前コメントで残していた新日プロレスで
やらなければいけない選手ということになるのではないだろうか。
当時のコメントでは今はその時期ではないと語っていたが、
清宮相手に防衛したとなれば、その時期は熟したといっていいだろう。
ましてNOAHは10月に有明大会などのビッグマッチが控えている。
そう考えるとその目玉カードとしてこの対新日本プロレスの
闘いがラインナップされるのではないだろうか。
そしてその流れが新日本プロレスのレッスルキングダムへと
つながっていけば両団体にとってメリットがあるかと思う。
はたして拳王は自らが描くストーリーを続けることが出来るのか?
もしくは清宮海斗がそのスーパーノヴァの異名通り、
一気に時代を掴み、ノアのエースへと駆け上がるのか?
つまりこの一戦はタイトルのみならず、時代を賭けた戦いとなると
言えるのではないだろうか。