先日、11.23代々木大会で丸藤正道からの呼びかけで
2年連続の古巣ノア参戦が決まった、新日本プロレスのKENTA。
KENTAは丸藤と14年5月以来のタッグを組み、
1.1武道館大会で杉浦貴、小島聡の持つGHCタッグ王座に挑戦する。
すでに1.1武道館大会には元新日本プロレスで現在WWE所属の
中邑真輔の参戦も決定しており、1.1武道館大会には
新春にふさわしい豪華なメンバーが集うことになりそうだ。
また同じノアの1.22横浜アリーナ大会の
グレート・ムタファイナルマッチのパートナーとして、
AEWのスティングとダービー・アリンの出場も決定した。
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— プロレスリング・ノア |PROWRESTLING NOAH (@noah_ghc) 2022年11月23日
☠1.22横浜アリーナ〝全米人気沸騰中 ダービー・アリン〟日本初上陸‼️‼️‼
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【グレート・ムタ & STING & ダービー・アリン】の豪華トリオ決定!!!
対戦相手は後日発表!!!
「GREAT MUTA FINAL “BYE-BYE“」
📅2023年1月22日(日) 15:00開始/13:30開場
🏢横浜アリーナ#noah_ghc #byebyeMUTA pic.twitter.com/YMZTunFjo0
つまり1月のノアのリング上には所属選手以外に、
新日本プロレス、WWE、AEWと世界を代表する団体の選手が
登場するということになるということだ。
これは少し前のプロレス界では起こりえなかったことであるかと思うが、
はたしてこの潮流は今後も続いていくのだろうか。
ではここからは日本のプロレス界を牽引する新日本プロレスの
状況も書いてみたいと思うが、
新日本プロレスもご存知の通り、近年の鎖国状態から脱却し、
今年初めにはノアとの対抗戦を行い、現在も選手の派遣を行っている。
また同じ50周年の全日本プロレスにも定期的に選手を派遣し
断片的な交流が続いている。
そして海外に目を向けるとこちらはAEWとの交流が活発である。
先日決定したケニー・オメガの新日本プロレス再登場は
多くのプロレスファンに衝撃を与えたが、
今年6月には合同興行を開催するなど、個人の選手の交流というレベルから
より深い関係性へと進んでいるのは明らかだろう。
よって上述したケニー・オメガの参戦をきっかけに、
2023年はさらに交流が活発となっても不思議ではないかと思う。
その先にあるのは禁断の扉の第2章かと思うが、
はたして夢の続きが実現することはあるのだろうか。
また先日NEVER無差別級選手権が決まったカール・アンダーソンも
WWEとの掛け持ちが続いており、AJスタイルズの登場も期待されている。
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このようにボーダーレスになりつつある世界のプロレス界だが、
この流れの大きな要因はやはりパンデミックによる影響だろう。
業績回復のための施策として、新たな展開を作るのは不可欠だが、
その一環として多くの団体が外に目を向けたことは必然といえるかもしれない。
つまり団体同士の利害関係が一致したことで
今回の流れが発生したということではないだろうか。
またもう一つの大きな要因は世界最大の団体WWEの体制の変化だろう。
今年ビンス・マクマホンが引退を余儀なくされ、
HHH体制へと移行したが、その後明らかにこれまでとは違う動きが出ている。
それは上述した中邑真輔の派遣やカール・アンダーソンの両団体出場などの
動きに代表されるが、明らかに多団体との交流は緩和されているといえそうだ。
これらの要因により活発な交流が起こっている現在のプロレス界だが、
2023年はよりその流れは大きくなるかもしれない。
はたして来年はどんなドリームマッチが実現するのか。
引き続き各団体の動きには注目しておきたいと思う。