現在実施中の新日本プロレスタッグの祭典、WORLD TAG LEAGUE。
現状の星取表を見ると初出場のUEオージーオープンが4連勝で首位を走り、
その後ろにTMDKと鈴木軍のみのる、アーチャー組が3勝1敗で続いている。
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ここまでの結果を見るとタッグやと呼ばれる2チームが好調といえるが、
一方苦戦を強いられているのは、優勝候補最右翼のLIJの二人、
内藤哲也&SANADA組だろう。
ともにシングルのタイトル戦線から脱落し、
2年連続の出場となった内藤哲也とSANADAであるが、
開幕2連勝と好調なスタートを切ったのもつかの間、そこから連敗を喫してしまった。
リーグ戦が9試合であることを考えるとデッドラインはおそらく
3敗あたりということになるだろう。
つまり二人は早くもこれ以上負けられないところまで追い詰められたといえるだろう。
以下は執筆時点(12/2午前)のLIJの残りカードである。
12.2 大阪 オージーオープン
12.3 加古川 棚橋&矢野
12.5 唐津 ファレ&チェーズ
12.9 高知 みのる&アーチャー
12.11 姫路 EVIL&裕二郎
今後も強敵が数多く残っているが、ここからの逆転での制覇を目指すには
まずは12.2大阪で全勝のオージーオープンを止める必要があるだろう。
当記事がアップする時点では結果が出ているが、
ここはしっかりと勝利を収めてほしいところである。
そして優勝を目指すためにポイントとなりそうな試合は
最後の2試合である鈴木軍とHOTとの戦いになりそうだ。
そこまでに至る両チームの星取はわからない部分もあるが、
鈴木軍に関してはおそらくトップ、もしくはトップに近い位置に
いることは実力を考えても間違いないだろう。
つまりLIJからすれば鈴木軍を倒すことが優勝への近道になるということである。
またマッチアップとしても久しぶりに内藤哲也と鈴木みのるの戦いを見ることができる
以前はシングルのタイトルを巡り激しい抗争を繰り広げた二人だが、
今回はその形を変えタッグで久々に肌を合わせることになる。
はたしてこの戦いに勝利し優勝へと大きく前進するのは
どちらのチームになるだろうか。
そしてそれ以上にポイントを握るのはリーグ戦最終戦となる
EVIL&裕二郎との一戦だろう。
執筆時点で全敗とすでに優勝争いから脱落した感のあるHOTだが、
EVILと裕二郎にとって、元パートナーという二人が相手なら
これまでの鬱憤をはらすようなファイトを見せる可能性は大いにあるはずだ。
おそらくこの試合の勝敗が決定戦進出の分岐点となるかと予想されるので、
LIJの二人にとっては負けられない戦いであることは間違いないだろう。
今年はここまで思うような結果が出ていない内藤哲也とSANADAにとっては
最後のチャンスともいえるこのWTL。
多くのファンの期待通り序盤の連敗からの逆転劇で、
頂点までたどり着くことはできるだろうか。