9.4メットライフドーム大会の第二試合で行なわれた、
元ロッポンギ3K対決のSHO対YOHのSPシングルマッチ。
結果はすでに皆さんご存知のことかと思うが、
SHOがYOHを下し、その後バレットクラブの加入を表明した。
またEVILのコメントによると、上の写真の4人で、
HOUSE of tortureというユニット内ユニットを結成したとのことだ。
今後SHOは彼らともにヒール道を邁進していくということだろう。
さて今回のこのSHOのBC入りという選択だが、
これは皆さんの予想通りだったであろうか?
巷の意見ではBCよりUEという声が多かったように思うが、
SHOが選択したのは武闘派というある意味想定内のものではなく、
ファンのヒートを浴びる本格的なヒールターンであった。
別の視点で見ると今回のSHOのこの選択は最も難しいもの
を選んだのではなかと感じている。
トップに昇るという視点で見れば、ヒールターンは王道とも言えるが、
ファンからヒートを買いつつ、認められるということは、
かなり困難を極める道であるからだ。
SHOがそれをわかりつつ、あえてその道を選んだのであれば
彼の覚悟は相当なものであると言えそうだ。
では今回の一連のYOHとの抗争により、
一気に注目を集めたSHOだが今後彼はどのような行動をみせるだろうか。
当記事執筆時点(9.5午前)でそれは確定的ではないが、
まずは手始めとし9.5メットライフドームで行われる
IWGPジュニアヘビー級選手権の勝者の前に現れるのではないだろうか。
ロビー、ヒロムどちらが王者であっても、
ヒールターンした自らの存在意義を認めさせるために、
王者の前に登場するかと思う。
その決戦の場は今後G1が始まるので少し先になるかと思うが、
SHOがそのタイトルマッチで王者を苦しめることは間違いないだろう。
新日本ジュニアにSHOという新しいヒールチャンピオンが誕生するのか?
今から大いに楽しみなところだ。
では今回の遺恨清算マッチに敗れたYOHの今後はどのようになるのだろうか。
試合後のコメントでは、時間をください。と語っていることを考えると、
しばらくの間表舞台から姿を消すということだろう。
YOH本人は試合前のインタビューなどでCHAOS残留を明言しているが、
今回の結果をもってこれも予断を許さない状況と言えるだろう。
現在の状況だけを見ればYOHは落ちるところまで落ちていると言えるが、
これはある意味変化するチャンスでもある。
元々今回のSHOとの展開の中でフェイスターンすると思われていたのは
YOHの方であることを考えても、もう一波乱起こることも十分に考えられる。
二人の抗争はこの試合でひとまずの決着をみたが、
これからも物語は形を変えて続いていくはずだ。
はたして次にSHOとYOHが邂逅するとき、
二人はどのような姿となっているだろうか?
引き続き彼らの動向に注視していきたいと思う。