【完売御礼!】
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) 2020年10月28日
『POWER STRUGGLE』シリーズ最終戦!
11月7日(土)大阪府立体育会館のチケットは全席ソールドアウト!https://t.co/N023k8WdUp#njpst #njpw pic.twitter.com/5hfv9xFe0r
今週末に迫ったPOWER STRUGGLE 11.7大阪大会。
チケットの動向が個人的には気になっていたが、
上にもあるように無事今回はソールドアウトとなったようで何よりである。
さて現在の新日本の大会のフォーマットは、
基本的に前後半3試合ずつの6試合となっており、
今大会もそれに則っている。
しかも今回はシングルマッチのみの6試合で構成されている。
この状況下とはいえ、ビッグマッチでのこのスタイルは
これまででは考えられない出来事であるといえるだろう。
このように凝縮されたマッチマイクとなると、
それはひとつひとつの試合内容が、
これまで以上に問われることになると言える。
それはお客様が試合数が少ないということもあり、
各試合をより集中して見ようとするということだ。
なぜならこれまでのビッグマッチであれば、
何試合かは大会のボリュームを作るため
テーマとは関係のない多人数のタッグマッチなどが
マッチメイクされてきたが、今のフォーマットでは
そのようなカードは基本的に存在しない。
つまり言葉を選ばずに書くと、捨てカードなし。
まさにすべてがメイン級であるということだ。
そこで一つでも悪い印象を与えてしまうと、
大会全体の印象にも大きく
関係してしまうことになりかねない。
これらの責任の増加は、選ばれた選手にとっては
プロ冥利に尽きることかと思うが、
プレッシャーもそれに比例し大きいものがあるだろう。
是非今大会に選ばれし12名の選手には
そのプレッシャーをはねのけ、
我々ファンを色々な意味で楽しませていただければと思う。
ではここからは決戦間近に迫った
11.7大阪大会について書いていこう。
目次
KOPW2020争奪戦 矢野通対ザック・セイバーJr
まずKOPWと言えばお互いがルールを持ち寄り、
それをファン投票にて決定するという決まりだが、
当記事執筆時点(11/2後楽園大会開催前)では
まだ提案、そして決定には至っていない。
またこの試合はそもそも矢野通からの逆指名により決まったのだが、
その際に以下のようなコメントを残している。
↓
ザック、テメーには借りがあるんだ!『KOPW』懸けて、テメーとやってやってもいいんだぞ! 俺がなぁ、とっておきのルールで、オマエを成敗してやる、この野郎!
(引用:新日本プロレス公式)
ここで述べた矢野通のとっておきのルールが何かは
今は判明していないのだが、おそらくザックの得意技を封印する
ということで、サブミッション禁止を提案するのではないかと思う。
しかしこれでは誰もが思いつくようなルールなので、
裏をかいて誰も思いつかないルールを提案してくる可能性もある。
そんな期待を裏切らない矢野通であればそちらの線をぜひ狙ってほしいと思う。
いずれにせよすでに試合は始まっているということだろう。
では反対にザックから提案するルールはどのようになるだろうか。
電流爆破的なことも言っていたようだが、それは諸事情で現実的ではないので、
一旦除外としておこう。
二人の最近の試合ではコーナーマットの取り合い?
をテーマとしているのでそれを禁止するのか?
しかしそれだけではルールとしてあまりに弱い気がする。
ではそれに加え、急所攻撃を禁止するという手もある。
ご存じの通り、この攻撃は矢野通の最大の武器と言えるだろう。
もしこのようなルール提案となれば、
お互いがお互いの得意技を封印するという形になり、
即時に行われるであろうファン投票も盛り上がることだろう。
そのファン投票の結果が出ると、
どちらかが得意技を封印され試合の臨むこととなり、
矢野、ザックどちらかは普段と全く違う戦いを強いられることとなる。
個人的には最強と言われる矢野通のマジメな
レスリングを見てみたいと思うが、
最終的にはどのようなルールに決定するだろうか?
しかし今言えることは、この二人ならどのようなルールに決定しても
オープニングマッチにふさわしい試合で
我々を楽しませてくれることは間違いないということである。
*追記 ルールはノーコーナーパッドマッチにに決定!
NEVER無差別級選手権 鈴木みのる対鷹木信悟
続いてはNEVER無差別級選手権について書いていこうと思う。
両者の戦いは神宮球場大会から始まり、
G1を含むと直近で3回目となる。
しかし比較しては悪いかもしれないが、
同じようにリマッチが続く
2冠戦と比べると否の意見は見る限り少ないと言える。
ではなぜゆえにNEVERの戦いは
このようにファンに受け入れられているのだろうか。
その理由を考えるとやはり両者の戦いそのものが、
NEVERらしく素晴らしいものであるからだと思われる。
NEVERらしさ=ゴツゴツ、バチバチした真っ向勝負というもの
であるならば、二人の戦いはまさにその理想を体現している。
また古くからのファンであれば、この戦いに古のストロングスタイル
というものを重ねているはずだ。
つまり今ファンが新日本らしいと最も思える戦いが
ここにあるということだろう。
これがファンに期待される大きな要因であるかと思う。
ではこの感情がどこから来るのかというと、
それは比較論として2冠戦を筆頭とした反則交じりの
戦いを今のファンが支持していないからではないだろうか。
個人的には反則や乱入もプロレスの一部と考えているので、
2冠戦も楽しむ術はあるが、おそらく私のようなファンは少数なのだろう。
このように2冠戦の対立軸としてNEVERが称賛されるとは、
なんとも皮肉なものだが、そのようなことが起きていることは事実である。
それはNEVERの価値が上がっているともいえるので、
そこは大いに喜ぶべきだろう。
しかし反対に2冠戦の価値や興味が大多数のファンから下がっている
とされていることは難しいところである。
これはドームに向けた今後の課題であると言えるだろう。
さてこのNEVER戦、どちらかが勝利するわけだが、
今後のドームに向けての展開はどのようなモノになりそうだろうか。
私が考える次のチャレンジャーは、両者どちらがベルトを巻いても
おそらくタイチが出てくるであろう。
タイチは両者ともにG1で勝利していることもあるが、
ここで展開を作っておかないと、
ドームの選外になる可能性もある。
当記事執筆時点ではタッグベルトを保持しているので、
ドームの道筋はあるといえるが、
それは確定的ではない話である。
先のG1でさらに株を上げ、かつ真っ向勝負でも、
ヒールテイストの強い試合でも
好勝負を展開することができるタイチを、
ドームに向けてのシングルのタイトル戦線に絡ませないことは、
なんとももったいない話であると個人的には感じる。
そしてそう感じているのはきっと私だけではないはずである。
さてここまで第1試合、そして第2試合について書いてみたが、
それぞれに書くことが多くなり、
思いのほか長くなってしまった。
よってこの続きのカードについては次回記事にて
続編を書いていこうと思う。
そちらもまたアップ後、ご覧いただければ幸いである。
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