1.1に行われたNOAHの武道館大会。
そこでこの日まで対抗戦に対し沈黙を貫いていた拳王が、
メインの試合後リング上で新日本プロレスに対しアジテーションを発した。
当日の放送をご覧いただいた方も多いかと思うが
まずはその発言をご確認いただきたい。
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まず、鷹木信悟、オカダ・カズチカの今回の対抗戦に関する発言に対して、「新日本プロレス1.8横浜アリーナで、ノア対新日本プロレス対抗戦が行われる。新日本プロレスのチャンピオンが、新日本プロレスにメリットがない!? 『G1』覇者がオリンピック選手と中学生が対決するみたいだ!? テメーらが困っているから、俺たちの力を借りようとしてるんだろ!」とコメント。
さらに、内藤哲也のバックステージの発言を受けたかたちで「(L.I.Jが)日本で一番人気があるユニット、それは認めよう。そのトップがお客様としておもてなしする? ナメてんじゃねーぞ!」と語り、その上で「いつまで、何年も何十年も日本のトップにいるから、テメーらの考えがおかしくなってんじゃねーのか? オイ、いつまでもな、天狗になってんじゃねーぞ! いつまでもな、新日本プロレスが業界のトップ? そんな序列でテメーらは、日本のプロレスが観たいか?」と、1.8横浜アリーナへ向けて強烈なマイクアピ―ルを行った。
(引用:新日本プロレス公式)
端的に拳王の発言をまとめると対抗戦に対し上から目線の新日本に対し、
いつまでもその位置にいられると思うな、そして天狗になってんじゃねーぞ、
とノア側の選手が思っているであろうことを公の場で口にしたということだ。
ここまでは新日本プロレスの選手が対抗戦への思いを語る動画のみがアップされ、
各選手がそれぞれの思いを口にしていたが、
ここに来てついにノアの選手が、しかもリング上でそれに対するアンサーの
コメントを発したという事は対抗戦を盛り上げるという上では大きな進展と言えるだろう。
そして今後の注目は今回のノア側からの発言を受け、
新日本プロレスの選手たちがどのようなことを語り動くのかというところだろう。
今後の対抗戦までの両団体のスケジュールを見てみると、
新日本プロレスはご存じの通り東京ドームで1.4、1.5と2連戦を行う。
またノアは1.4と1.5は後楽園ホール、そして1.6と1.7は横浜で大会が行われる。
ここから見るともし両団体の選手が対抗戦のために乗り込むのであれば
それは会場が隣接している1.4か1.5ということになるだろうか。
開始時間も2時間程度ずれているので物理的には可能であるが、
問題はその行動を起こす勇気がある選手がいるのかという部分だろう。
今回挑発を受けた新日本側が乗り込むのか、
もしくは武道館大会を終え、勢いに乗るノア側の選手がドームに姿を現すのか、
もしこの展開が実現すれば盛り上がることは必至だろう。
また対抗戦までに今回挑発を受けた側である、
鷹木信悟、オカダカズチカ、内藤哲也がどのようなコメントを
出すのかにも注目が集まる。
ドームの試合後に対抗戦に関するコメントを出すのか、
もしくは別のところで発言するのか、
どちらにせよ彼らトップ選手たちがこのまま黙っているわけはないだろう。
2022年を迎えにわかに盛り上がってきた新日本対NOAHの対抗戦。
一夜限りの夢となるのか、もしくは続きがあるのか、
引き続き両団体の動きを追いかけていきたいと思う。