(出典:新日本プロレス公式)
9月3日より開始された新シリーズ NEW JAPAN ROAD。
そのシリーズ内で先日返上となったジュニアタッグのベルトをめぐり、
王座決定リーグ戦が開催されることなった。
よって当記事ではそちらについて書いていきたいと思う。
個人的にはこのジュニアのタッグタイトルは好きなタイトルであるが、
皆さんはいかがだろうか。
まず出場チームは以下の4チームである。
(本隊)田口隆祐、マスター・ワト
(LIJ)高橋ヒロム、BUSHI
(鈴木軍)エル・デスペラード、金丸義信
(BC)石森太ニ・外道
以上の4チームが総当たりリーグ戦を行い、
最終戦で上位2チームにより決定戦が行われるという流れである。
どのチームが王座に就いてもおかしくないと言っていいだろう。
ではここからはその中でも個人的に注目しているカードを
取り上げていきたいと思う。
9.6幕張 デスぺ・金丸 vs 石森・外道
(出典:新日本プロレス公式)
まずはヒールユニット同士であり、
かつ曲者しかいないこの両チームの戦いを取り上げてみたいと思う。
背景としてはもし石森がこのリーグ戦を勝ち抜き、
タイトルを取ればシングルと合わせ2冠王となり、
そして外道にすれば、なんと約13年ぶりのタッグベルト戴冠となる。
そしてシングルでも実力者とされるこの4人が戦えば、
試合が面白くならないわけはないだろう。
特に楽しみな絡みはやはり金丸義信と外道の戦いだ。
実は興行再開後外道はグッドシェイプを維持し、
動きもキレキレであることを皆さんお気づきだろうか。
そんなキレキレの人の道を外れた男が、ヒールマスターと絡めば、
きっとファンが唸る攻防が展開されるだろう。
この二人の戦いは本当に楽しみである。
また残るデスペラードと石森太ニの
戦いも非常に興味深いモノがある。
NEVER戦、そしてKOPWと無差別級の戦いに挑み、
さらに幅を増したデスペラードが、新王者から一本取れば、
おのずとシングルのタイトルが見えてくるだろう。
これはもちろんパートナーの金丸義信にも言えることである。
そしてこの新王者に鈴木軍のどちらかが挑むタイトルマッチが決まれば、
その戦いはヒロムの世界とは違う、別のプロレスが見れるだろう。
この対戦はただのタッグリーグ戦ではなく、
そのような意味合いも含まれているのではないだろうか。
9.9仙台 ヒロム・BUSHI vs デスぺ・金丸
(出典:新日本プロレス公式)
惜しくも8.29神宮大会でチャンピオンから陥落した高橋ヒロム。
早くも種類は違うがベルトを再び掴むチャンスが訪れた。
新時代のジュニアのカリスマと言われるヒロムであるが、
このジュニアタッグのベルトはいまだ未戴冠である。
またロスインゴの盟友、BUSHIとこのベルトを巻くことは
ヒロムの悲願でもある。
この試合はリーグ戦の最終戦として組まれているが、
予想としては2チームとも全勝で来るのではないだろうか。
この対戦カードの注目はやはりヒロムとデスぺの顔合わせであろう。
若手時代から因縁深い二人であるが、お互いの欠場などもあって、
近年はあまり対戦しているという記憶がない。
そんな二人は気持ちを抑えきれないのか、
早くもSNSを通じお互いを意識し合っている。
でも、俺達と久しぶりに試合するの楽しみでしょ?
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) 2020年8月31日
(高橋ヒロム ツイッター)
ヒロムから見れば、ドラゴン・リーやほかのライバルとは違う、
デスペラードとの間にしかない特別な関係性が二人にはある。
それは素直には認めないだろうが、デスペラードも同じだろう。
この久々の戦いは今回タッグマッチであるが、
二人のシングルマッチを見たいのは私だけではないだろう。
それがジュニア王座をかけたタイトルマッチであるなら最高である。
この戦いをきっかけに次の展開へとつながっていけば、
ファンとしてはとてもうれしいことである。
この試合に関しては勝敗以外にも、そのあたりに注目したいと思う。
まとめ
リーグ戦の星取などとは別の話となるが、この短期シリーズに
王座決定戦が開催されてとなると例年通りの
スケジュールではないということだろう。
例年ではG1後にジュニアタッグリーグは行われるが、
今回はこの時期に簡略的に行われるので、
再び今年開催されることはないだろう。
そこで考えられることはやはりその代替としてBOSJを
行うということではないだろうか。
個人的にはこのBOSJの秋開催を期待しておきたいと思う。
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