新春黄金シリーズの締めくくりとして行われた、
オカダカズチカvs内藤哲也によるIWGP世界ヘビー級選手権。
50周年にふさわしい今の新日本プロレスを象徴する二人による
この頂上決戦は戦前の予想通り至極の名勝負であった。
そして試合後倒れている内藤哲也に近づきグータッチを交わすオカダ。
この数年の新日本を背負い続けた二人にしかわからない何かがきっとそこにあったのだろう。
その光景に感動したファンは私も含め多かったはずだ。
結果としては王者オカダカズチカがその強さを見せつけ最終的に勝利したが、
敗れた内藤哲也も負けて強しという姿を見せたかと思う。
内藤哲也自身が語ったようにこの敗戦で、一旦来年のドームのメインの座は
遠のいたが今年の残り期間はまだまだ残されている。
きっと内藤哲也は今後何らかの形で巻き返しを狙うことは間違いないだろう。
逆転の内藤哲也はまだまだ死んでいないはずだ。
そしてその内藤哲也を下し王座の防衛に成功したオカダカズチカ。
この試合も何度か追い詰められたシーンはあったが、
終わってみれば盤石の勝利といっていいだろう。
50周年の主役はオカダ。
これは以前からささやかれていたことではあるが、
ここまでの強さを見せつけられれば多くのファンも納得するしかないはずだ。
作られた王者ではなくなるべくしてなった今のオカダの姿を見れば、
アンチと呼ばれるファンも認めざるを得ないだろう。
はたしてこのバージョンアップした絶対王者を倒す男は出てくるのだろうか。
先日史上最多の48名が参加するNJC2022のメンバーが発表され
今年は通例を覆しオカダも出場するわけだが、
このNJCをこの男があっさり制覇しても良い意味で驚きはないだろう。
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それほどこの男の実力はずぬけており
おそらくベスト4までは問題なく進むかと思う。
そしてオカダを倒すチャンスがある選手をNJCの別ブロックから考えれば、
それは内藤、コブ、飯伏、SANADA、オスプレイ、信悟あたりだろうか。
もしオカダを倒す可能性があるとすればこの中の誰かとなりそうだ。
WK16から続く展開は今回のオカダの勝利でひと段落したが、
間をあけることなく次の展開の起点となるNJCが始まる。
そして海外での動きも活発化しており、
ここまでを見るとこの50周年の新日本プロレスは出し惜しみなく
我々ファンに話題を提供してくれているように感じる。
そして先日の札幌大会の二日目を見ると観客動員も
少しずつ戻ってきているのではないだろうか。
苦境から何とか脱却しようとしている新日本プロレス。
そんな新日本プロレスを微力ではあるが引き続き応援していきたいと思う。
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