6月の興行再開後より、とどまることなく展開が進んでいる新日本プロレス。
現在は神宮大会へ向け、その戦いが白熱している状況である。
そんな中、コロナ禍で長らく興行がストップしていた海外でも、
大きな動きがあった。
先日の記者会見で、8月8日(土)からアメリカ初の配信限定番組として
「NJPW STRONG」の開始と
その中で、『NEWJAPAN CUP 2020 in the USA』と称したトーナメントの
開催が発表されたのである。
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そしてこのトーナメントの勝者には、現在ジョン・モクスリーが保持している
IWGPUS王座への挑戦権が与えられることも併せて発表されている。
以下のトーナメント表が、出場選手とその組み合わせである。
(NJC USAのトーナメント表はコチラ)
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う
(出典:新日本プロレス公式)
このトーナメントを見ての注目は、やはりKENTAKENTAの出場であろう。
かなり前のように思えるが、今年初頭新日本の話題をさらい、
ファンのヒートを一身に浴びていたのはこの男である。
そのヒートはリング上、会場内のみならず、SNS上にも飛び火し、
大きな話題を集めたことは、皆さんもご記憶のことだろう。
この一連の流れの中で、KENTAは新日本での立ち位置を確保し、
そして一躍トップグループへの参入も果たした。
そんなKENTAが満を持して、新日本に帰ってくるわけだ。
これは期待せずにはいられないところだろう。
またこのトーナメント出場者であるが、半数がBCメンバーである。
また組み合わせを見ると準決勝進出者が全て
BCメンバーということもありえるわけだ。
国内マットでも中心となっているBCだが、
このNJCUSAの結果次第では、このアメリカマットでも
イニシアチブをとることとなるだろう。
NJoAにとっても 、NJPW STRONGを軌道に乗せるためには、
このトーナメントは是が非でも成功させなければならないだろう。
そのためには少なくない責任がKENTAにあるように個人的には感じている。
きっと海外のファンだけではなく、日本国内の多くのファンも、
KENTAの動向に期待しているはずだ。
続いてはこちらも先日発表された、
NEVER6人タッグの王座決定トーナメント
について書いていこうと思う。
当タイトルは8月6日からの後楽園4連戦にて決定する流れとなっている。
今回のトーナメントは8チームが参加となっているが、
これは過去最大規模のスケールであると言えるだろう。
(関連記事、ならびにトーナメント表はコチラ)
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(出典:新日本プロレス公式)
そもそもこのトーナメント開催に至った経緯は、
前王者組の一員であったEVILの裏切りから起こったものだ。
そう考えるとタイトルマッチを行わずして、返上することとなった、
鷹木信悟とBUSHIはやり切れない思いだろう。
それだけにこのトーナメントにかける思いは強いはずだ。
分裂の危機を経たのち、新たにSANADAをメンバーに加えたことで
よりパワーアップしたと思われるこのチームが、
まずは優勝候補筆頭と言える存在ではないだろうか。
そのロスインゴと1回戦で対戦するのは鈴木軍のチームである。
そしてそこには、大将の鈴木みのるがいる。
先日のの永田裕志との試合に勝利した後、
すでに次の獲物は見つけていると語っていたプロレス王。
そう考えると、この試合で挑戦者を欲しているあの男との
因縁が生まれるかもしれない。
神宮へ向けての戦いはここから勃発するのだろうか?
残りの1回戦のカードでの注目は、やはりこのカードではないだろうか。
ゴールデン☆エース+マスター・ワト
対
デンジャラス・テッカーズ+金丸義信の対決である。
抗争を続けるこの6人の対決は、一筋縄では収まらないだろう。
まして棚橋と飯伏の微妙な関係もそれにプラスされる。
追い込まれたエースはここで意地を見せることが出来るだろうか。
この一戦が今後のタッグ戦線にも大きく影響を与えることは間違いないだろう。
また凱旋帰国後、まだ本領発揮とは言えないマスター・ワト。
ヒールマスターと呼ばれ、ジュニア屈指の実力者である金丸義信との抗争で、
何とか自分のポジションを確保していきたいところだろう。
もし本当にヒロムとのタイトルマッチを望むのなら、
ファンの支持、後押しが必要となるだろう。
この抗争をきっかけにマスター・ワトにも大きな飛躍をとげてほしいと思う。
最後に。
この2つのトーナメント開催も含め、
コロナ禍での中断の遅れを一気に取り戻すかのように、
次々と仕掛け我々ファンに提供する新日本プロレス。
昨今の展開に賛否両論、いや否の意見が大いに渦巻いているが、
それもこれからの『タメ』であるなら、その振り幅は大きくなり、
反転した時の盛り上がりはすさまじいものとなるだろう。
バッドエンドの先には必ずハッピーエンドがあるとも言える。
そう思えば今の状況もきっと楽しめるのではないだろうか。
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