ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】NEW JAPAN CUP 2020 準決勝 所感

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NJC特設サイトはコチラ

www.njpw.co.jp

 

準決勝開始時点のトーナメント表はコチラ

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 (出典:新日本プロレス公式)

 

準々決勝の記事はコチラ

www.hi-jyapw.com

 

 

NJC準決勝。

この準決勝は34年ぶりとなる生中継で放映された。

 

 

これを機に初めて今の新日本プロレスを

見た方も多かったことだろう。

 

 

またプロレスを久しぶりに見たという方も

多かったかもしれない。

 

 

そんな皆さんには今の新日本プロレスは

どのように映ったのだろうか。

 

 

今回の2試合を見れば、きっとプロレスの楽しさは

伝わったことかと思う。

 

 

そして今回をきっかけにプロレスを好きになった方には、

次はぜひ会場に足を運んでいただきたい。

 

 

ライブでの迫力を知ると、よりプロレスのことを

好きになることは間違いないはずだ。

 

 

さて話をNJC準決勝に戻していこう。

今大会で7.11大阪城ホールで行われる決勝戦の進出者が決定した。

 

 

その結果は後述するが、2冠王者内藤哲也への挑戦権を

かけるにふさわしい二人であろう。

それではここからはその準決勝2試合を振り返っていきたいと思う。

 

 

目次

 

 

盟友SANADAにも見せたEVILの覚悟

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

棚橋弘至曰く、ヒールへと振り切った

EVILが手段を選ばぬ戦法で、

 

 

ロスインゴの盟友SANADAを破り、

NJC2020の決勝へとコマを進めた。

 

 

EVILが凱旋後、大きなシリーズや

トーナメントの優勝を決める場所まで

勝ち上がったことはおそらく初めてのことかと思う。

 

 

凱旋から約5年弱となるはずだが、

やっとここまでのチャンスが巡ってきた、

いや、今回は強引に奪い取ったという方が適切だろうか。

 

 

今大会のEVILは、皆さんもご存知の通り、

2回戦の後藤洋央紀戦から、その邪悪な戦法を駆使し、

 

 

また今回はロスインゴの盟友であるSANADAにまで、

その戦法を貫き、NJC決勝戦の切符を手にした。

これはつまりEVILの決意と覚悟の表れと言えるだろう。

 

 

ではなぜEVILはこの原点回帰ともいえる方向へ

振り切るという選択をしたのだろうか。

 

 

それはやはり現状の立場から脱却するには、

何かを変えなければいけないという思い、

 

 

つまりこのままでは新日本プロレスという、

巨大の組織の中に埋没してしまうという

危機感からくるものではないかと思う。

 

 

思い返せば、ユニットとして人気を博したころから、

それと比例しEVILのファイトスタイルは、

俗にいう真っ向勝負をするいい選手という方向に変化したように思う。

 

 

その結果、その真っすぐなファイトスタイルが

他の選手との違いを失くすことになり、個性というモノが薄れ

ここ数年の停滞につながったのかもしれない。

 

 

やりたいようにやること、

それがロスインゴのそもそもの基本ポリシーである。

 

 

EVILはもしかするとそれを思い出し

体現しているに過ぎないかもしれない。

 

 

つまり制御不能という言葉が今一番似合うのは、

EVILであるということだ。

 

 

そしてその姿を見ているであろう、

内藤哲也が今どう思っているのかを

ぜひ聞いてみたいと思う。

 

ヒロムの夢は叶わず あまりにも強大過ぎたオカダの壁

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

この試合後、ヒロムはリング上で涙を流していた。

その涙の理由は、自身の夢であるIWGPヘビー級王座

への挑戦に届かなかったことなのか。

 

 

または初シングルとなったオカダとの差、

つまりIWGPヘビー級への道のりの長さを知ったからなのか。

 

 

それともこの両方の理由からであったかもしれない。

それほどこの試合のオカダは強かった。

まさに横綱相撲以外の表現が見当たらないという思いだ。

 

 

ヒロムは長期欠場から復帰後、一気にそのステータスを高め、

あっという間にジュニア新時代のカリスマへと昇りつめた。

 

 

その後コロナ禍で一頓挫あったが、

彼へのファンの期待は変わらず、

このNJCでの優勝を予想する声も多かったわけである。

 

 

つまりプロレスファンの趨勢、期待は

一気にこのヘビー級も参戦したNJCを優勝し、

師弟対決を最高の舞台で行うことにあった。

 

 

しかしオカダカズチカの壁はあまりにも強大であった。

試合後オカダが語ったように、これが現実である。

 

 

この試合はオカダからヒロムへのIWGPヘビー獲得へ向けた、

宿題ということかもしれない。

 

 

IWGPヘビーを取るなら俺を超えなきゃいけない。

そして俺の実力は今日の試合でわかっただろう。

じゃあ、俺を超えるなら、どうすればいいか考えろ。

 

 

オカダからの宿題を具体的に書くと、

このようなところだろうか。

 

 

一つの敗戦や涙は人を強くするという言葉があるが、

この敗戦をどう活かすかはこれからのヒロム次第でもある。

 

 

師匠 内藤哲也との対戦という目標のほかに、

この日ヒロムには、オカダカズチカを倒すという

新たな目標が出来たのではないだろうか。

 

 

まとめ

 

 

7.11大阪城ホール大会で行われるNJC決勝戦は、

オカダカズチカ対EVILという組み合わせとなった。

 

 

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おそらくEVILはこの試合も躊躇せず、

邪悪な戦法を繰り出してくるだろう。

 

 

しかしこの日のオカダを見る限り、

彼には余裕がまだまだありそうだ。

 

 

個人的にはEVILの初優勝をずっと推しているのだが、

この日のオカダを見ていると、少々その気持ちが揺らいでいるのが

正直なところである。

 

 

翌日のドミニオンで2冠王者内藤哲也の前に立つ男は、

ここにきてレヴェルの違いを見せつけているレインメーカーなのか。

それとも真の闇の王と化したKing of darknessか。

 

 

ファンの予想はオカダ有利ということだろうが、

負けられない思いが強いのはEVILの方であると思う。

しかしオカダにも業界を背負っているという自負もあるだろう。

 

 

考えれば考えるほど、答えが出ない問題であるようだ。

その答えは今週末7月11に判明する。

そこでこれからの新日本プロレスの展開も見えてくるはずである。

 

 

 


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