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(出典:新日本プロレス公式)
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今回はNJC準々決勝について書いてみたいと思う。
準々決勝ということはこの時点で、
32名の出場選手も、すでに8名までに絞られているということだ。
そしてここまで残った選手の名前を見ての個人的感想は
比較的順当なメンバーであると思う。
またこの準々決勝は、勝てば翌日の
生中継での放送に出ることが出来るという、
選手にとっては通常以上のプレッシャーがかかる戦いでもある。
(当ブログがアップ時点では生中継は終了しています。)
しかしそれをプレッシャーと感じず、
逆にモチベーションとする選手もいるだろう。
そしてそのように感じていると思う
選手の筆頭は高橋ヒロムであろう。
そのヒロムの準々決勝の対戦相手は石井智宏である。
現在の新日本プロレスにおいて、
最高の名勝負製造機と言って過言はないだろう。
圧倒的なファンの支持を得ているヒロムだが、
あの石井智宏に勝つことが出来るのか?
開始前はファンの方も半信半疑であっただろう。
当ブログアップ時点では、
すでにほとんどの方が結果を知っていると思うが、
二人の戦いはその期待を超えるベストバウトであった。
ではこれよりヒロムと石井の死闘を中心に、
準々決勝を振り返っていきたいと思う。
目次
ヒロムの手首のテーピングが真っ白であった理由
皆さんもすでにご存知かと思うが、
この試合の結果はヒロムが石井智宏を下し、
自身の夢の一つである、ゴールデンタイム
かつ生中継の準決勝に進出した。
そして今回の試合を見て私が一番気になったポイントは、
いつも対戦相手へのメッセージを書きこむ、
手首のテーピングに何も書きこまれておらず、
真っ白であったということだ。
これはヒロムのどんな思いを表しているのだろう。
まさにヒロムからファンへの謎かけともいえる。
真っ白=無心、ガムシャラに全てをぶつけるということだろうか。
また石井智宏に対するリスペクトの証だろうか。
答えはヒロムにしかわからないが、特別な思いをもって、
この一戦に望んだことは間違いないだろう。
そしてその思いが乗り移ったのか、試合内容自体も皆さんご存知の通り、
全ての表現が陳腐となるくらいの壮絶な戦いとなった。
間違いなくNJCのベストバウトと言えるだろう。
勝ったヒロムはもちろんすごいわけだが、
敗れた石井智宏も同様にものすごいレスラーであるということだ。
この一戦でさらにその思いが深まったファンも多いことだろう。
さて準決勝に進んだヒロムであるが、
次の対戦相手はオカダカズチカである。
夢の実現に向けてこれ以上ない壁と言っていいだろう。
現在の新日本プロレス、
いや現代プロレスの象徴ともいえる
オカダカズチカはそれほどまでに強大な存在である。
しかしこの男を打ち破らない限り、
自身の夢であるIWGPヘビー級王座への挑戦、
そして内藤哲也との対決に届かないことは事実である。
ヒロムはこの分厚い壁を打ち破り、
さらに夢へと近づくことはできるのか。
高橋ヒロム対オカダカズチカ。
これも新日本プロレスが誇るドリームカードと言えるだろう。
邪悪に染まった闇の王 EVIL
試合時間2分。
まさにあっという間にEVILがYOSHI-HASHIを下した。
直前のヒロム対石井の試合が死闘と呼ぶにふさわしいモノで
あっただけに、そのコントラストはより鮮明な印象であった。
この試合のEVILも前日の試合で痛めたYOSHIーHASHIの膝を
試合前からイスを使い容赦なく攻め続けた。
先日の急所攻撃、そしてこの日のイス攻撃。
今のEVILは完全に邪悪な方向に覚醒したと言えるだろう。
これはEVILが凱旋した当時に原点回帰したともいえる。
では彼のどんな思いがこのような行動に書きたてているのだろうか。
それはこれまでの記事でも書いたように、
圧倒的な危機感からくるものだろう。
後がない、このままでは事態は好転しない。
人はそのように思うと行動を変えようとするものだ。
これは一般の社会にも言えることであろう。
しかし実際にその行動を変えることが出来るのは、ごく少数である。
EVILはそれをこの再開後間もないNJCという舞台で行ったわけだ。
個人的にはこのEVILの行動を高く評価したいと思っている。
さてEVILの次の相手はロスインゴの同門、
かつ盟友でもあるSANADAである。
そのSANADA相手に邪悪なファイトスタイルを
貫き通すことが出来れば、
それは本物であると言えるだろう。
真の意味で闇の王、KING OF DARKNESSへと進化したEVIL。
その結果が今後EVIL個人やユニットにどのような影響が出るかはわからない。
でも変わろうとしているEVILを私は応援していきたいと思う。
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(出典:新日本プロレス公式)
まとめ
生中継で放送される準決勝には、今回の試合順でいくと、
ヒロム、EVIL、オカダ、SANADAの4名が進出した。
これは上述した私の以前の記事内での予想と珍しく合致したわけだが、
皆さんの予想もやはりこの4名が多かったのではないだろうか。
そして準決勝の組み合わせは以下のように決まった。
高橋ヒロム対オカダカズチカ
EVILSANADA対EVIL
ともにプレミアムなカードと言えるだろう。
そして奇しくもこの4名は30代前半と同世代である。
見方を変えれば、これからの新日本を担う
覇権争いの側面もあるということだ。
次世代の新日本を背負う男は誰がふさわしいだろうか。